大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2015-03-05から1日間の記事一覧

〈安吾を初めて読んだ十九、二十歳の頃の私が、安吾に求めていたのは爽快感だった。だから女を咒う系統のお話などは鬱陶しくてイヤだった。/年をとったからか、ようやく素直な心で「夜長姫と耳男」を読めるようになった。すると鬱陶しいどころか、何かの上澄みのように清らかな話であった〉  近藤ようこ「あとがき」

近藤ようこ『夜長姫と耳男 (ビッグコミックススペシャル)』。「おまえはカンシャクもちのくせに小心者で、人の顔もまともに見ないやつだ。だがそれではダメだ。いいか! 珍しい人や物に出会った時は目をはなすな。オレの師匠がそういっていた。そして師匠は…

しにたい、とおもってむくむくと力のでてくるたちもある。 生きたいとかんがえるとずるずると逃げを打つ。