大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2015-07-31から1日間の記事一覧

香川照之「欲望で思い出したけど、蜷川幸雄さんの舞台に出たとき、ダメ出しされて俺、すごく火がついたことあったんだ。ところが、ある役者さんは火がつかなかった。そうしたら蜷川さんがその人に向かって『お前は、欲望の距離が短い』って言った。そのとき『ああ、俺は欲深いんだな』って思った」(巻末。オダギリ ジョーとの対談)

語ることや演じることと、書くことは異なる。ドラマチックな熱に対する方法論のちがい。 キネマ旬報2003年1月から2005年3月までの書籍化。香川照之の文筆『日本魅録』。散文としては肩に力が入り過ぎ。どのようにこなれていくのか。続刊を追う。ひとの成長、…