大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

お笑い

「他人に利用されたまま終わっちゃダメだ。きみは利用された。騙された。だったら、一撃喰らわしてやろうじゃないか」

2012年の映画『マディアおばさんのドタバタNY事件簿』(Tyler Perry's Madea's Witness Protection)。原題のまま、怪しい字幕のやつをアマゾンで観たがいつの間にかに邦題ついてた。VHSならぶレンタルビデオ店でみつけたら、迷わず借りるタイトルだ。 出演…

〈丹下左膳とターザンは、洋の東西で期せずして現れた似たような存在であった〉

色川武大『なつかしい芸人たち(新潮文庫)』。タイトルがすでに懐古的だから、この書影の素ッ気なさが佳い。旧い単行本のように俳優の写真が使ってあると近づきにくくなる。 だれかを貶めるというわけじゃないけれど、批評には比べ、並べるところがある。た…

〈ニシン漁の最盛期を懐かしむ老人のように遠い目をするおにぎり。彼もまた北海道出身である〉

芸人のツッコミよろしく比喩が多く、有り物でキメてくるところは、水道橋博士に近いかもしれない。若き日の古舘伊知郎のような造語の掛け算はすくない。 山田ルイ53世(髭男爵)『一発屋芸人列伝』。挙げられるのはレイザーラモンHG、コウメ太夫、テツandト…

碓井将大の落語、何度でも聴きたい。

山田裕貴を見たくて本多劇場『志らくに挑戦! はじめての落語』行く。このイベントを知ってすぐにチケット入手したけど、「はじめての落語」というのは着物の着付や扇子の使いかたナドの公開レクチャーだろうと大して期待もしておらず、当日チラシで 土屋礼…

初 八光亭春輔。あなたは?

『八光亭春輔 独演会』行く。ひとにおしえられて、普段はつけない都合をつけて伺った。 マイナーというか、レアというか。昔気質の落語家にはそういう方がいる。出番がすくないから腕がなまっているのかというと、そうではない。巧みなものだ。 芸人としてそ…

浮気を許さないストーカー気味の元カノが正当化されるような、作りでヤンス

『タイラー・ペリーのまた出たぞ〜! マデアのハロウィン2』(2017)。 前作はブライアン(タイラー・ペリー)家の長女ティファニー(ダイアモンド・ホワイト)が近隣フラタニティの企画するハロウィン・パーティーに顔をだすことからはじまった。男子学生…

前科のあるおばさんたち。だけど怖がり。そして勧善懲悪。

『タイラー・ペリーの出たぞ〜! マデアのハロウィン』(2016)。タイラー・ペリーが一人三役。マディアおばさんと、ジョーおじさんと、かれらの子であるブライアン。 一人三役の会話はもちろん別撮りで、メイクにかけた時間のぶんはたっぷりしゃべってやろ…

マ「ジュニアとなにがあった? しんだはずのかれが目のまえに現れたからって、そんなにかんがえこむような貴方じゃない。以前ジュニアとのあいだになにかあったんだろ? だからそんなに…」  バ「過ぎたことだ」

「やっぱり! ジュニアは綺麗な子だったっけね。女みたいにいつもルージュを引いて」とマライヒ。「僕より愛してた?」 劇場アニメ『パタリロ! スターダスト計画』(1983)。 スラップスティック、矢継早のギャグ、ジャズ、シリアスへの茶化し。 パタリロは…

飛梅・老松

吉祥寺寄席「室町 vs. 江戸! 能と落語!」に行く。落語は春風亭一猿、春風亭三朝、春風亭一朝。特筆すべきはゲストの山中迓晶(がしょう)。能のひと。 春風亭一猿「一目上がり」のあとに高座が下げられ、山中迓晶が登場した。浅葱色の裃、そのしたの着物は…

桂米團治「(上方落語協会の会長をえらぶ)選挙おもしろいよ。見に来」

『落語ディーパー!』、「地獄八景亡者戯」をあつかう。これがやっかいな、つまりたいくつな噺であるとは柳家わさびや桂米團治にも認識あって、好かった。だから、演るほうはむずかしい。 柳亭小痴楽と東出昌大は同年齢。するどさも似ている。 東出昌大の着…

箏 森川浩恵

『吉祥寺寄席』行く。「早春を祝う、情熱的な箏の音色と落語!」。 至近の常連をあいてにした地域寄席のひとつ吉祥寺寄席は前座、二つ目、ゲスト、真打という律儀な構成。キャスティングに秀でているが、今回のゲストはとくべつ凄かった。箏の森川浩恵さん。…

舞台には学校の机。30分でだされたお題にトークする。

四千頭身のトークライブ『2時間目終わりの20分休み 〜4日目〜』行く。四千頭身だから、400円0銭。 トリオで、ユニークなボケの都筑、クールなボケの石橋、真ん中にツッコミの後藤。激安トークライブなので漫才のネタ見せではないのだけれど、ふだんの漫才に…

「祝 第50回! お座敷の上方舞と落語ではんなりと!」

『吉祥寺寄席』行く。第50回の由。 開演前に山戸朋盟さんによる歌詞解説。舞の「黒髪」「雪」「寿」について。 演目は春風亭一猿「松竹梅」、吉村昂扇の上方舞「黒髪」「雪」、一猿の「寿」も。 地方(三味線)には津塚美葉。 きれいな踊り、着物に三味線。…

1990年5月14日生まれ

鬱で仕事を休んでいる友人と、会う。そいつが言った。「ここ来るまえに、職場にも顔だしてきた」 「治ったのかよ」 「仕事せんと、友だちと会う資格もない。そんな気ィして」 いろいろ話したいことはありそうだけれど、集合場所が渋谷だったから、どちらもよ…

危機の継続。

『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』(2015)。ラストのカタルシスが凄い。《一つの目的》を見うしなわせることなくスポンジ・ボブたちカートゥーンの世界、アントニオ・バンデラス扮する実写海賊の世界を物語り、まとめあげていく。 スポンジ・ボ…

「睾丸フル回転やでえ」

『野性爆弾のザ・ワールドチャネリング』、何度観ても笑い転げる。街ロケ、日常の風景なのに非日常。世間話とは異質な言動。 予告のようなオープニングが電気グルーヴで興奮。 矢口真里がついていく。アップアップガールズ(仮)のなかにダイオウグソクムシ…

白の芸術

林家ぼたん、上籠鈍牛のコラボセミナー行く。落語一席、書道実演、話し方講座、対談とぎっしりのプログラム2時間。 林家ぼたんの高座は「一目上がり」。書家に合わせた佳い噺。画や詩を褒めるがうまくいかないという。落語初心者へのマクラも上手い。 書家、…

大悟「漫才は始めたばかりの頃がいちばん大変なんですよ。わしとノブという人間をわかってもらえたら、1個のボケを二人で10分延ばしてしゃべれば漫才になるので、今のほうがラク。人間味をわかってもらうまでのほうが大変です」

『anan (アンアン)2017/06/14[二の腕・背中・肩甲骨]』、滝沢秀明・有岡大貴目当てで買ったら千鳥の記事がおもしろかった。 大悟 ネタ作りは、ノブには何も伝えず、たとえば、「寿司屋のネタをやらして」とだけ伝える。で、大将のわしとお客のノブで1時間く…

#菅田将暉 #なすなかにし #チーズのナイアガラ #和牛おもしろい #ふてぶてしくて

『ウチのガヤがすみません!』に菅田将暉。好きな芸人は野性爆弾。気になるワードとして菅田がもってきたのは「つかみの一言」「チーズ」「あこがれの舞台」「キュンキュンしたい」。 チーズは渋谷のUNTITLED、黒生地のシカゴピザ。それから和牛・水田が用意…

とりまこのような心臓への直撃。

めちゃイケ、「次世代イケメンだらけの大運動会」。BOYS AND MEN、Da-iCE、XOX、超特急、芸人イケメン選抜による。 ボイメン辻本がまえにまえにでてくる。 Da-iCE和田颯がとてもかわいい。

「子供時代など皆おなじ。架空の記憶を寄せあつめて人格が形成されるとおもう奴は、ほかの自伝を読めばいい」  グレアム・チャップマン

『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝』(2012)。3人の監督、14のアニメ製作会社による。つぎはぎなのはモンティ・パイソンらしくて好い。どのスケッチも〈セックスとバイオレンス〉に満ちている。 グレアム・チャップマン(1…

〈秋田は、アイマイより明晰な論理性を好む。「小説」のみならず、芸術的行為に時としてやむをえず必要とされる、アイマイさ、ねたましさ、暗さ、いいかげんさ、身勝手さのようなものは、秋田にない〉

富岡多恵子『漫才作者 秋田実』。 秋田實が26歳のとき、漫才師のエンタツ・アチャコは35歳と34歳。 「エンタツさんは、私の台本が出来上る度に、子供のように率直に感激した。私は私で、エンタツさんを喜ばせるために、夢中になって新しい台本を書いた。その…

コント的なコスプレ、出オチ的なコスプレ、世界観を全うするコスプレ。

よしもと∞ホールに「R-1フェスティバル 2016」を観に行く。有名無名のピン芸人18人。進行はタケト。 よしもとの小屋ながらほかの事務所の芸人も参戦、テキパキとナマで素晴らしく、笑い転げた驚いた。 出演は順番やや忘却したが第1ブロック小森園ひろし、ル…

縁あって

『らんまんラジオ寄席』公開録音に行く。2017年の1月8日と1月1日のぶん。 Wモアモア、寒空はだか、瀧川鯉昇。(1月8日) 青空球児・好児、桧山うめ吉、五街道雲助。(1月1日) 司会進行はTBSアナウンサー赤荻歩。局アナが出るような番組を観なくなっているか…

日本語が、冬のものとなる

「吉祥寺寄席」行く。「かえでいろづく秋は、伝統芸能の音楽と落語!」 収録時間13時間14分41秒という大部のDVD『日本語を歌・唄・謡う―映像アーカイブ』をあつかったゲスト企画に戦慄した。歴史がながれこんでくる。 日本の伝統芸能を中心に32ジャンル79名…

《かの女の瞳は星のきらめき 心うばわれ気もそぞろ 月光の下 風にゆれる柳 幽霊女が男をもとめる》

リブートされた作品が佳かったので、シリーズ第1作目を。『霊幻道士』、1985年。 怖すぎて笑えるとか他人のモンスターっぷりを笑うとか、そういう笑いじゃない。真っ当なコメディ。“西洋の茶会”を師匠も弟子も知らずに参加なんていうのは落語に通ずる。 さい…

〈落語は、人間の業を肯定する〉  立川談志『あなたも落語家になれる──現代落語論 其二』

「さいしょの『業の肯定』てのは親孝行に対する親不孝みたいなものだったんですが、そうじゃなくてイリュージョンの肯定っていうふうに、今は。言ってることはおなじだから、言い逃れはできますから」 『映画 立川談志』。書籍からの引用、過去映像など。 聴…

「幽霊を演れ。幽霊と化けもんはちがうんや」

『吉祥寺寄席』に行く。「夏は怪談! 琵琶『耳なし芳一』と落語『皿屋敷』」 開口一番が春風亭一猿「道灌」。それから春風亭朝也「唖の釣」、錦琵琶の水藤桜子「耳なし芳一」。仲入あって桂春雨「皿屋敷」。 春風亭朝也、よくもわるくも春風亭一之輔や柳家喬…

「B&Bさんて誰かわかんない」  岩橋玄樹

『ABChanZoo(えびチャンズー)』「祝開店!ジャニーズモノマネレストラン!」からの、 『真夜中のプリンス』。しあわせな土曜日の夜。 岸優太かわいい。じぐいわきれい。

「落語協会 真打昇進襲名披露興行」  鈴本演芸場

17:20から21:10。しっかり聴いた。3月26日のトリは真打昇進の林家彦丸。 古今亭志ん吉、「無精床」。一寸びっくり。そんなにめでたい噺とはおもえないから。 つづいて太神楽曲芸、翁家小楽、翁家和助。太神楽、好きだ。めでたいことを、する。そういうかたち…