お笑い
『散歩の達人』2022.5 。「俳優 安藤玉恵を育んだ西尾久の街」目当ての購入。大特集「都電荒川線さんぽ」と特集「街には笑いが必要だ!」の相性も良い。 安藤玉恵の地元は、三業地。「私の祖母は、阿部定さんを見たことがあるらしいんです」 玉恵 私、阿部定…
『達人達』、三宅裕司とレキシ。ナイツとハンバート ハンバート回から。 「劇団つくって。劇団だけじゃ食っていけない。みんなが食っていけるには、だれかが売れなきゃいけない、よし、じゃ絶対売れてやろうってことで、どんどん売りこんで、で、やっと仕事…
『ボクらの時代』はリモート収録で山田ルイ53世(45)、コウメ太夫(48)、スギちゃん(46)。山田が「(リモート収録の)テストケース」、スギちゃん「どん底の、番組的にも危機的状況だから呼ばれたんだよ」。 それぞれの過ごしかた。2歳の子がいるスギち…
2012年の映画『マディアおばさんのドタバタNY事件簿』(Tyler Perry's Madea's Witness Protection)。原題のまま、怪しい字幕のやつをアマゾンで観たがいつの間にかに邦題ついてた。VHSならぶレンタルビデオ店でみつけたら、迷わず借りるタイトルだ。 出演…
色川武大『なつかしい芸人たち(新潮文庫)』。タイトルがすでに懐古的だから、この書影の素ッ気なさが佳い。旧い単行本のように俳優の写真が使ってあると近づきにくくなる。 だれかを貶めるというわけじゃないけれど、批評には比べ、並べるところがある。た…
芸人のツッコミよろしく比喩が多く、有り物でキメてくるところは、水道橋博士に近いかもしれない。若き日の古舘伊知郎のような造語の掛け算はすくない。 山田ルイ53世(髭男爵)『一発屋芸人列伝』。挙げられるのはレイザーラモンHG、コウメ太夫、テツandト…
山田裕貴を見たくて本多劇場『志らくに挑戦! はじめての落語』行く。このイベントを知ってすぐにチケット入手したけど、「はじめての落語」というのは着物の着付や扇子の使いかたナドの公開レクチャーだろうと大して期待もしておらず、当日チラシで 土屋礼…
『八光亭春輔 独演会』行く。ひとにおしえられて、普段はつけない都合をつけて伺った。 マイナーというか、レアというか。昔気質の落語家にはそういう方がいる。出番がすくないから腕がなまっているのかというと、そうではない。巧みなものだ。 芸人としてそ…
『タイラー・ペリーのまた出たぞ〜! マデアのハロウィン2』(2017)。 前作はブライアン(タイラー・ペリー)家の長女ティファニー(ダイアモンド・ホワイト)が近隣フラタニティの企画するハロウィン・パーティーに顔をだすことからはじまった。男子学生…
『タイラー・ペリーの出たぞ〜! マデアのハロウィン』(2016)。タイラー・ペリーが一人三役。マディアおばさんと、ジョーおじさんと、かれらの子であるブライアン。 一人三役の会話はもちろん別撮りで、メイクにかけた時間のぶんはたっぷりしゃべってやろ…
「やっぱり! ジュニアは綺麗な子だったっけね。女みたいにいつもルージュを引いて」とマライヒ。「僕より愛してた?」 劇場アニメ『パタリロ! スターダスト計画』(1983)。 スラップスティック、矢継早のギャグ、ジャズ、シリアスへの茶化し。 パタリロは…
吉祥寺寄席「室町 vs. 江戸! 能と落語!」に行く。落語は春風亭一猿、春風亭三朝、春風亭一朝。特筆すべきはゲストの山中迓晶(がしょう)。能のひと。 春風亭一猿「一目上がり」のあとに高座が下げられ、山中迓晶が登場した。浅葱色の裃、そのしたの着物は…
『落語ディーパー!』、「地獄八景亡者戯」をあつかう。これがやっかいな、つまりたいくつな噺であるとは柳家わさびや桂米團治にも認識あって、好かった。だから、演るほうはむずかしい。 柳亭小痴楽と東出昌大は同年齢。するどさも似ている。 東出昌大の着…
『吉祥寺寄席』行く。「早春を祝う、情熱的な箏の音色と落語!」。 至近の常連をあいてにした地域寄席のひとつ吉祥寺寄席は前座、二つ目、ゲスト、真打という律儀な構成。キャスティングに秀でているが、今回のゲストはとくべつ凄かった。箏の森川浩恵さん。…
四千頭身のトークライブ『2時間目終わりの20分休み 〜4日目〜』行く。四千頭身だから、400円0銭。 トリオで、ユニークなボケの都筑、クールなボケの石橋、真ん中にツッコミの後藤。激安トークライブなので漫才のネタ見せではないのだけれど、ふだんの漫才に…
『吉祥寺寄席』行く。第50回の由。 開演前に山戸朋盟さんによる歌詞解説。舞の「黒髪」「雪」「寿」について。 演目は春風亭一猿「松竹梅」、吉村昂扇の上方舞「黒髪」「雪」、一猿の「寿」も。 地方(三味線)には津塚美葉。 きれいな踊り、着物に三味線。…
鬱で仕事を休んでいる友人と、会う。そいつが言った。「ここ来るまえに、職場にも顔だしてきた」 「治ったのかよ」 「仕事せんと、友だちと会う資格もない。そんな気ィして」 いろいろ話したいことはありそうだけれど、集合場所が渋谷だったから、どちらもよ…
『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』(2015)。ラストのカタルシスが凄い。《一つの目的》を見うしなわせることなくスポンジ・ボブたちカートゥーンの世界、アントニオ・バンデラス扮する実写海賊の世界を物語り、まとめあげていく。 スポンジ・ボ…
『野性爆弾のザ・ワールドチャネリング』、何度観ても笑い転げる。街ロケ、日常の風景なのに非日常。世間話とは異質な言動。 予告のようなオープニングが電気グルーヴで興奮。 矢口真里がついていく。アップアップガールズ(仮)のなかにダイオウグソクムシ…
林家ぼたん、上籠鈍牛のコラボセミナー行く。落語一席、書道実演、話し方講座、対談とぎっしりのプログラム2時間。 林家ぼたんの高座は「一目上がり」。書家に合わせた佳い噺。画や詩を褒めるがうまくいかないという。落語初心者へのマクラも上手い。 書家、…
『anan (アンアン)2017/06/14[二の腕・背中・肩甲骨]』、滝沢秀明・有岡大貴目当てで買ったら千鳥の記事がおもしろかった。 大悟 ネタ作りは、ノブには何も伝えず、たとえば、「寿司屋のネタをやらして」とだけ伝える。で、大将のわしとお客のノブで1時間く…
『ウチのガヤがすみません!』に菅田将暉。好きな芸人は野性爆弾。気になるワードとして菅田がもってきたのは「つかみの一言」「チーズ」「あこがれの舞台」「キュンキュンしたい」。 チーズは渋谷のUNTITLED、黒生地のシカゴピザ。それから和牛・水田が用意…
めちゃイケ、「次世代イケメンだらけの大運動会」。BOYS AND MEN、Da-iCE、XOX、超特急、芸人イケメン選抜による。 ボイメン辻本がまえにまえにでてくる。 Da-iCE和田颯がとてもかわいい。
『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝』(2012)。3人の監督、14のアニメ製作会社による。つぎはぎなのはモンティ・パイソンらしくて好い。どのスケッチも〈セックスとバイオレンス〉に満ちている。 グレアム・チャップマン(1…
富岡多恵子『漫才作者 秋田実』。 秋田實が26歳のとき、漫才師のエンタツ・アチャコは35歳と34歳。 「エンタツさんは、私の台本が出来上る度に、子供のように率直に感激した。私は私で、エンタツさんを喜ばせるために、夢中になって新しい台本を書いた。その…
よしもと∞ホールに「R-1フェスティバル 2016」を観に行く。有名無名のピン芸人18人。進行はタケト。 よしもとの小屋ながらほかの事務所の芸人も参戦、テキパキとナマで素晴らしく、笑い転げた驚いた。 出演は順番やや忘却したが第1ブロック小森園ひろし、ル…
『らんまんラジオ寄席』公開録音に行く。2017年の1月8日と1月1日のぶん。 Wモアモア、寒空はだか、瀧川鯉昇。(1月8日) 青空球児・好児、桧山うめ吉、五街道雲助。(1月1日) 司会進行はTBSアナウンサー赤荻歩。局アナが出るような番組を観なくなっているか…
「吉祥寺寄席」行く。「かえでいろづく秋は、伝統芸能の音楽と落語!」 収録時間13時間14分41秒という大部のDVD『日本語を歌・唄・謡う―映像アーカイブ』をあつかったゲスト企画に戦慄した。歴史がながれこんでくる。 日本の伝統芸能を中心に32ジャンル79名…
リブートされた作品が佳かったので、シリーズ第1作目を。『霊幻道士』、1985年。 怖すぎて笑えるとか他人のモンスターっぷりを笑うとか、そういう笑いじゃない。真っ当なコメディ。“西洋の茶会”を師匠も弟子も知らずに参加なんていうのは落語に通ずる。 さい…
「さいしょの『業の肯定』てのは親孝行に対する親不孝みたいなものだったんですが、そうじゃなくてイリュージョンの肯定っていうふうに、今は。言ってることはおなじだから、言い逃れはできますから」 『映画 立川談志』。書籍からの引用、過去映像など。 聴…