大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

お笑い

「幽霊を演れ。幽霊と化けもんはちがうんや」

『吉祥寺寄席』に行く。「夏は怪談! 琵琶『耳なし芳一』と落語『皿屋敷』」 開口一番が春風亭一猿「道灌」。それから春風亭朝也「唖の釣」、錦琵琶の水藤桜子「耳なし芳一」。仲入あって桂春雨「皿屋敷」。 春風亭朝也、よくもわるくも春風亭一之輔や柳家喬…

「B&Bさんて誰かわかんない」  岩橋玄樹

『ABChanZoo(えびチャンズー)』「祝開店!ジャニーズモノマネレストラン!」からの、 『真夜中のプリンス』。しあわせな土曜日の夜。 岸優太かわいい。じぐいわきれい。

「落語協会 真打昇進襲名披露興行」  鈴本演芸場

17:20から21:10。しっかり聴いた。3月26日のトリは真打昇進の林家彦丸。 古今亭志ん吉、「無精床」。一寸びっくり。そんなにめでたい噺とはおもえないから。 つづいて太神楽曲芸、翁家小楽、翁家和助。太神楽、好きだ。めでたいことを、する。そういうかたち…

「屈み女に反り男」

『吉祥寺寄席』「祝10年! 昔懐かしい飴細工と落語で春をお迎え!」行く。 開口一番に春風亭一猿。つづいて今春に真打昇進の林家彦丸。水木貴広による飴細工の実演(おみやげ付き!)、仲入あって立川龍志。 狂気がなければ野蛮さを、野蛮さがなければ怒りを…

立ちどまって、芸がはじまる。

20周年記念イベント目白押しの高円寺U.F.O.CLUB。「発狂天国 vol.70」、鳥肌実、クリトリック・リス。 二枚目電波系だった鳥肌実はいつの間にかに激太りして、それは劣化だ劣化だと世間はもちろん言うのだけれど、鳥肌実はぶきみに肥ったビジュアルや大変に…

ジョン・クリーズのナレーションも、あるよ

『ビッグ・ボーイズ 幸せの鳥を探して』。美しい。小気味良い。とんとんとんと話が進む。2011年の映画。監督、デヴィッド・フランケル。出演はスティーヴ・マーティン、オーウェン・ウィルソン、ジャック・ブラック。 1年間、仕事の合間を縫いながら北米を渡…

「タヨウセイ……俺の記憶が正しければ、南北戦争時代につくられた古い木造船のことだろ?」

ウィル・フェレル主演、『俺たちニュースキャスター』。2004年の映画。舞台は1970年代、男社会。「人びとがテレビを信じていた頃 ニュースを読むのは男の仕事だった」……。そこに多様性はない。おおきな声があるだけ。飲酒、喫煙、下ネタで会話が成立してしま…

みんな!喬太郎だよ!

深夜寄席に行く。高座に上がったのは柳家花飛、春風亭一蔵、三遊亭歌太郎、鈴々舎馬るこ。 柳家花飛(かっとび)、「ぞろぞろ」。「ぞろぞろ」というのはお稲荷さまの御利益で、一足しかない売りものの草鞋が売れるたびにぞろぞろ、ぞろぞろと天井から降りて…

ふしぎと調和のとれた顔付

渋谷らくご行く。柳亭小痴楽、柳家喜多八、玉川奈々福/沢村豊子、春風亭一之輔。 小痴楽「風呂敷」、 喜多八「粗忽の釘」、 玉川奈々福は正岡容原作の「浪花節更紗」、 一之輔「唐茄子屋政談」。 小痴楽のマクラは、小痴楽を知らないひとに向けてつくられて…

芸歴五〇周年  「ほんとうはぼくは『病気』で逃げこんでいいような気もするんですよね」

『ザ・ノンフィクション』、三遊亭円丈。自他のつくった新作落語を覚えられない。老い。「円丈 VS 老い〜あがく新作落語家〜」 落語ファンならば、円丈師がやや壊れてきていること、ほかにも壊れつつある真打がたくさんいること周知だけれども、テレビ的には…

ブロードキャスト!! を知った。非常な収穫。

大宮で「ラクーンよしもと寄席 その参」観る。出演はピスタチオ、ロバート、ジャングルポケット、タモンズ、ライス、LLR、犬の心、ブロードキャスト!!。 ピスタチオが好きで、LLRが大好きで。あるいていたらチラシをもらった。そういえば近ごろよしもと観て…

OUR FUTURE

深夜寄席。 古今亭始「近日息子」、柳家小んぶ「浮世床」、林家彦丸「首提灯」、柳亭こみち「小間物屋政談」。 柳家小んぶ──四角四面で、丸い。外見で客を緊張させつつも、融通が利く、笑える、それもスラップスティックに。いかにも柳家というかんじ。ひと…

吉祥寺寄席、行く。第45回。「春雪のみぎり、情感あふれる胡弓の音色と落語!」 春風亭朝也「やかんなめ」、高橋翠秋による胡弓、五街道雲助「夜鷹そば屋」。 朝也「やかんなめ」は十八番。昨年のNHK新人演芸大賞を獲ったネタでもある。女性が禿頭をベロベロ…