大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

テレビ・ドラマ

あのドラマのまえに、これ。

原作を知らず、「LGBTと女装をあつかったテレビドラマがここにも」とあなどっていた。 かるく第1話をチェックするだけのつもりだった『ベビーシッター・ギン!』、脚本にも俳優にもユーモアと包容力があって、観ていてアタマがショートする。録画視聴を一旦停…

「いつかその決めつけが、おまえを。大人になってから苦しめる」

『俺のスカート、どこ行った?』観ながら──脚本が若い、身体性をやや欠いている。性差や、年齢の描き分け。などとおもうけれども小説ではないのだからこれでいいのかもしれない。むしろもっと余白があっても良いのかも。 大倉孝二、小市慢太郎、荒川良々、い…

タピオカ、御殿場、シュークリーム

『裸の少年』は猪狩蒼弥、井上瑞稀、高橋優斗。 猪狩蒼弥は、派手。冬物で印象がつよいのは、かわいい。 ゲストに的場浩司。 一軒目は「林家新兵衛」。外套ぬいだらえらくかわいい井上瑞稀。二軒目「SALON GINZA SABOU」。メジャーどころがつづく。 三軒目、…

「ボクあの手法は好きやないなぁ…」「何?」「脅迫系」

オトクニ『広告会社、男子寮のおかずくん』。好きで読んでる。温かなリアリティ。おかずくんがゆるやかに関西人で、大しておもしろいことも言わぬなど、レッテルからの逸脱が、関係性を生んでいる。 感情の濃淡がひとそれぞれにあるだけで、俯瞰すれば皆おな…

「おれなかなかNEWSの番組に行くことないから、あ、こういう空気感なんだって」

『ザ少年倶楽部 プレミアム』、ゲストの藤ヶ谷太輔を堪能。 野生の匂い。それでいて優等生なところ。 清潔に保ち、警戒心を怠らないタイプだからこそ優等生になれるのだろう。優秀さと野生は矛盾しない。 あいてをじっと見る。すくないことばかずで印象をの…

「誕生日が父親の命日 誕生日なんて なければいい」

韓国ドラマ『君を守る恋』(2013)。ある事件に巻き込まれ意識不明だった警察官シオン(ソ・イヒョン)。かの女が目を覚ましたとき、霊を視ることができるようになっていた。 さまざまな事件のアドバイスを霊がしてくれるわけではなくて、霊によって、事件の…

愛之助、しゃべりのリズムが抜群。愛しい。

片岡愛之助と麻布十番。『裸の少年』、那須雄登、藤井直樹、岩崎大昇。 悩んでも悩みごとって、解決しないから「悩みごと」じゃない? そこにずうっとこう、執着してても、ものごともまったく進まないから、これは仕方がないと。 おもって、つぎへ、つぎのス…

「それキャベツじゃないんですか?(泣)」「それワサワサじゃないよ。モリモリじゃない?」

『裸の少年』、作間龍斗、高橋優斗、猪狩蒼弥。 ゲストである浜内千波のホーム中野坂上周辺グルメ。 「ソナム」の石焼ビビンバのコクは、ごま油だけでなくバターを用いているところ。 「ガルゴティエ ササキ」のデザート、プリンに作間龍斗が「濃ゆいー。大…

ルミ子「肉祭りと行きたいんですけど、どう?」 浮所「(僕たちが着ている)ハッピが『祭り』なので。似合いますね」 ルミ子「そこかい」

『裸の少年』2018.7.21、ゲストに小柳ルミ子。冒頭の掛け合いで小柳ルミ子に『ジャングルの王者ターちゃん』のノリを見てしまう。それでけっこう愛しく観た。ああこのひとはまじめなひとなのか。知らなかった。小柳ルミ子の下地に、根性があった。 応じるJr.…

日本舞踊の世界にいたおとこの子が、歌舞伎に魅了される。「なんてファンタジックなんだろうなって」

『裸の少年』市川右團次。気さくで死角なし。その表現力、また人生経験もあって紹介する店のどれもが美味しそう。 銀座のシチュー「エルベ」。店長(郄本倹)とのやりとりだけでグッとくる。出前ではよく頼んでいるが対面するのは初めて。店長の昂揚と、それ…

猪狩「いいね、お説教されてる気分というか。いい意味で。いいお説教されている」  松也「ぜんぜんよくないだろ!」

今回は、尾上松也による『裸の少年』。老舗のシチュー専門店。褐色のシチューをごはんにかけてたべて猪狩蒼弥が「あ、おいしい! めちゃめくちゃおいしい! これね、最高級のおかゆっす!」。 高橋優斗が「おかゆじゃねえよ! おまえマジ怒られるぞ、そろそ…

「遅刻はするな。挨拶はせよ」

新生『裸の少年』、第2回目を観る。 石原良純が田園調布周辺のお店を紹介。鰻の「八沢川」、鮨「船八」、中国料理「鎮海楼」、イタリアン「イルピアット カチャトラ」とどれも地元感、愛用感。 佐藤龍我のコメントが印象にのこった。 大トロを食べて「美味し…

「きみに会えてよかった。」

こうしてまた徐々に時間をかけて、俺はもとの堕落した生活にもどっていった。 マロ「好きすぎてやばいから結婚するんすよね?」 蝶子「マロはコドモだねえ!」 『おっさんずラブ』、最終話。 脚本家・徳尾浩司がBL脳じゃないから書けたところ、いっぱい。上…

「いきなりお弁当なんて、ちょっと、重たくないかなって……心配だったんだけど」「ああ……重いです」

牧春版『おっさんずラブ』がどのようなラストを迎えるのか気が気でなく、2016年のオムニバス『年の瀬 変愛ドラマ』「第3夜 おっさんずラブ」観る。 この試運転があったからこそブラッシュアップできたのだと得心。1年とすこしのあいだにドラマのトレンドもず…

武川「春田がいま、カミングアウトしました……!!」

『おっさんずラブ』エピソード6「息子さんを僕にください!」。 年上女性・蝶子にゾッコンのマロ(金子大地)。声のトーンがちがうというか、控え目に言って上ずっている。いい演技。 黒澤武蔵(吉田鋼太郎)は「二番目の男でいいです」と言いだすし。 〈ブ…

牧凌太「世間はいつだってうるさいです」

『おっさんズラブ』、武川を演じる眞島秀和がきっちり“第三の男”だ。嫉妬心の有無だろうか。 「好き」という感情を押したり引いたりするだけでは恋愛ドラマとして単調になる。烈しさはもちろんだけど、性格や感情の歪(いびつ)なところもだしていける舞台に…

はるたんの思考と言語がコドモでコドモで。

『おっさんずラブ』第4話、「第三の男」。吉田鋼太郎と林遣都が田中圭をとりあっているところに眞島秀和が入ってくるというシェイクスピアばりにギッチギチの相関図ができて、外野の伊藤修子クソゲスで、どのばめんもおもしろい。 これまでスパイス程度に用…

「根っからの自由人というわけか……」

『ヘッドハンター』、伊武雅刀の出演回。傾いてきた旅館の後継者さがし。旅館だって中小企業なので、ヘッドハンティングの機会もでてくる。 多様な宿泊客をあいてにしているからフラットなのかとおもいきや、旅館の大旦那はヘッドハンター黒澤(江口洋介)の…

桂米團治「(上方落語協会の会長をえらぶ)選挙おもしろいよ。見に来」

『落語ディーパー!』、「地獄八景亡者戯」をあつかう。これがやっかいな、つまりたいくつな噺であるとは柳家わさびや桂米團治にも認識あって、好かった。だから、演るほうはむずかしい。 柳亭小痴楽と東出昌大は同年齢。するどさも似ている。 東出昌大の着…

(ていうか俺がかってにカミングアウトするわけにもいかないよな……)←素晴らしいモノローグ

『おっさんずラブ』、第3話。黒澤武蔵(吉田鋼太郎)に熟年離婚を切りだされた蝶子(大塚寧々)は「はるか」という名のつく女性をみつけるべく、春田創一(田中圭)に協力を依頼する。スピード感のあるドラマなので蝶子がすぐに「はるか」=「春田 はるたん…

「『こいつ』なんてきたないことばをつかってると、ブチャくなっちゃうから要注意」

「あの、成宮さん……」 「気にしないで。うちのブチャい奴が迷惑かけたおわび」 成宮(鈴木仁)が画面を支配する場が、やっと来る。 はやいペースで話が進む。ダブルデート。豚小屋(木南晴夏)のカレシが豚顔(浜野謙太)というのがイイ。このカレシが善良で…

梅田のような男が詩人である

平野紫耀主演の『花のち晴れ』のまえにごはんたべてお風呂はいってとかんがえてたらAbemaTVでDDTプロレスの生中継はじまって、いつもの熱量いつもの試合だろうと舐めて観てると、おもしろい。 ごはんもお風呂もわすれてしまい、なんとか『花のち晴れ』は観た…

「あなたはじぶんがおもっている以上に、できるひとです」

『ヘッドハンター』第3話。おもしろかった。主人公・黒澤の台詞や行動に定まりきったルーティンがあって、男っぽい劇画性だとやや冷淡に視聴していたがなかなかのミステリ。お仕事モノだと油断していた。 「アイデアばかりでどうしようもないグズだとおもっ…

「また来てんのか。ここはおまえの休憩所じゃないぞ」と科白する江口洋介。聴いて、過去へと一気に引きもどされた。 生きていて、懐かしいというしみじみした友愛の感覚を抱いたことがない。もっと恐ろしい、速度感をもって落ちる具合の。後ろ髪の引かれかた…

女子的 志尊淳

志尊淳主演の『女子的生活』第1話、脚本も演技も佳かった。NHKとマイノリティの相性は好くて、マイナーなひとたちをあつかう番組を観ていると、親しい知人と飲んでいるような気持ち。 志尊淳は、スタッフに愛されているよね。期待されて、それに応える。キ…

『ジャニーズカウントダウン 20周年記念 超豪華年越し生放送 2017ー2018』

よくかんがえるとなんともふしぎな番組が、つづいていることの仕合せ。 さいしょはV6、「MUSIC FOR THE PEOPLE」。それぞれがアイドルとしての品位を保っている安心のV6。剛健を愛しているので、2017年三宅健の露出は嬉しかった。 つづくKis-My-Ft2 「Everyb…

「あ、堀北真希のダンナが出ている!」

音楽やってる友人と、『植木等とのぼせもん』リアタイ。友人は浜野謙太を知ってるが、植木等のこと知らない。もちろん小松政夫も知らない。青島幸男もあやしいところ。 若き日の小松政夫(志尊淳)苦境の回。「身につまされる。観ていてくるしい」とは友人の…

旧社屋、村上虹郎からはじまる。虚構にはボカシかモキュのスパイスが要る。

「ごはんは?」「もう時間ないよ。きょうからこれまでみたいに甘くないんだから」「そんな慌てて。でも六本木なら間に合うんじゃないの?」「きょうは神谷町」「あら、旧社屋?」 このやりとりからゾクゾクする。街だ。今だ。 ゲンミツに言えばこの「旧社屋…

失神顔の発見

『植木等とのぼせもん』、「俺たち戦友」の回。 理髪店で頭を洗われながら、胸に秘めている《解散》の可能性のこと口にする主人公(志尊淳)。いいばめん。手堅い脚本。 志尊淳の、柔軟でまっすぐな感情表現にただただ酔っていればいい。まわりの大人たちの…

〈地下鉄(メトロ)を降りて階段のぼりゃ 霧に渦巻くまぶしいネオン〉

『植木等とのぼせもん』第2話「植木さんの親心」。 小松政夫の自伝が原作だから、テレビにでているコメディアンとしての部分だけではない。植木等の付き人。さまざまな時間。にんげん。泣ける。 親子ってなんだろう。友だちとはべつの関係、ちがう流れを生き…