大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

座・高円寺1

「あなたとの、考える日々は、私には限りなく楽しかった。そうして、それを続けたかった」  魚怪先生

扉座『Kappa 〜中島敦の「わが西遊記」より〜』見る。脚本、横内謙介。 「夢」や「理想」という遙かで、みずみずしいものへの志向が中島敦にも横内謙介にもある。だからもちろん相性は好い。 横内謙介にとっての「夢」は演劇にあり、舞台をとおして語られる…

第一期 B機関 ファイナル公演『毛皮のマリー』観る。 主宰の点滅はリーフレットの挨拶を、天正遣欧少年使節団の話から始める。 備忘のために全文引用しておく。 天正遣欧少年使節団は二年の歳月と命をかけて欧州に渡り キリスト教の洗礼を受けた 同時期、同…

杉田玄白83歳

扉座『解体青茶婆』観る。作・演出、横内謙介。 日本の古典芸能に寄せた演出で、正方の舞台。生の演奏(ここではヴァイオリン)。間接照明、また夜を表すものとして蝋燭の灯り。 杉田玄白(有馬自由)の晩年。「蘭学事始」の草稿は出来ている。しかし、腑分…

カムカムミニキーナ『猿女のリレー』

さいしょのばめんは、個人書店。わけあって全焼する。大変だ。関係者の死や、失踪。えがかれるの時空を超えた「リレー」だ。 カムカムミニキーナ『猿女のリレー』。浅草九劇経由で、配信視聴した。 天照大御神の岩戸隠れ。そのまえで踊った「猿女」・俳優(…