大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

私は河原乞食・考 (岩波現代文庫) 書影は玉川奈々福による資料、小沢昭一私は河原乞食・考 (岩波現代文庫)』。


青山学院大学総合文化政策学部・青山BBラボによる「LGBTって何だろう? Vol.06 『日本の伝統芸能に見る男と女の境界とは?』」を聴く。登壇したのは浪曲師・玉川奈々福KADOKAWAウォーカー総編集長・玉置泰紀、そしてラボをまとめる岩渕潤子。
玉川奈々福は、青山BBラボが日本に紹介しようとしてるアメリカのLGBTショートアニメ『McTucky Fried High』の吹替を予定している。
このタイトルについて玉置が「ZAZ(ザッカー兄弟、ジム・エイブラハムズ)の『ケンタッキー・フライド・ムービー』、『フライングハイ』の影響ではないか」と指摘した。なにもかもを笑い飛ばすところ、唐突なギャグの挿入など確かにそうかもしれなかった。岩渕潤子は「『セサミストリート』の多様性」を見た。欧米的なファイトスタイルだ。
電通総研によればLGBTに類する性的マイノリティは日本人の13人に1人(7.6%)いるということだが、『McTucky Fried High』の作者ロバート・カーニリアスの住むアメリカや、かれが幼少期に暮らしたイギリスほどには性的マイノリティが見えてこないのが日本だろう。そこで話はおのずとBLにスライドし、ファンタジーについての議論がはじまってしまうわけだけれども、そうした風土であればこそ、カーニリアスの『マックタッキー・フライド・ハイ』のリアルな先進性が意味をもつ。