大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

モンスターは、ほかの登場人物たちの稚気を超えた稚気の持ち主。

『死霊高校』観る。
アメリカの高校は、怖い。社会の閉鎖的な部分と開放的な部分が混じりあっている。そとからの悪意が無分別に入ってくる場でもある。
それをえがくとリアリズムになり救いがなくなるので、ホラー映画としては被害に遭うひとたちをはっきり定め、オカルトによって狙われているのだとすることで観る者を社会的な恐怖から切り離す。生きていくことの恐怖にウソをまぶすというかたちの、エンターテインメントだ。


アメフトの選手が単位取得の方法として学内の演劇に参加する。このいやいやながらものめり込んでいくさまがエロティックでもあり、偶然のような必然のような設定はおもいかえすとなかなか巧い。