大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

悪童だって、悪に躊躇する。

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD]
「『クローンの攻撃』のアナキン(ヘイデン・クリステンセン)かっこよかったよ」と言ったら「『シスの復讐』のアナキンはもっとかっこいいですよ」──。
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』(2005)。アナキン・スカイウォーカーの野蛮さ、逆怨み、情熱、甘え。ああ確かにおとこの子の好きそうな映画だなとおもう。不満足な「今」を投影することができる。そして映画がえがくのは「獲得」でなく「登場」まで。この辺りも「若い」。三部作の結末なのに。
挫折もある。思慕するあいてを失くしもする。怒りに燃える。その名も体もダース・ベイダーになる。
苦く、ネガティヴなものとして焼けのこる。
ホラー映画をきらいなおとこの子が、後味のよくない悪を知る。