大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「生きていればアイスクリームが食べられるし、スムージーも飲めるし」

『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』観た。ぼろぼろ泣いた。
脚本家の円熟もあるし、キャストが佳い。変わったひとを茶化すようなところがすくなかった。
初恋の成就。


キャストもストーリーも大して知らぬまま、いまどきの日本映画とクドカンドラマを好きな子に連れていかれて映画館。青春の甘酸っぱさを直球で。こういう思春期を──脳内で──おおっぴらに描写できるのが異性愛社会なのかという発見。モテたくて髪をいじる、バンドをはじめるなんてのも、この映画でやっとわかった。


宮藤官九郎は、変わったひとを茶化してきた。この映画の登場人物の一人・大助(神木龍之介)はひとを茶化して地獄に落ちた。
尾野真千子長瀬智也が凄い。変わったひとを等身大で演じることも、誇張して表現することもできる。二人の生活がまっとう過ぎて泣けた。
森川葵が十代として演った役が長じて宮沢りえになる。キャスティングを知らなかったから、そのことにおどろいて心臓もっていかれて泣いた。
桐谷健太よかった。皆川猿時シシド・カフカ、清らのデビルハラスメントめちゃくちゃよかった。