〈こわれて はしれなく なり ひとりぼっちで もりに すてられて しまった ろせんばす〉と〈もりの どうぶつたち〉のおはなし。
作みゆきりか、絵なかやみわ。『ばすくんのおむかえ』。
ばすくんが、町に帰ることができるらしい。
おむかえを
まちのぞむ きもちは
ひましに
ふくらんで いき
どうぶつたちと
わかれる さみしさより
つよく なって
しまいました。
なかなかに、むずかしい問題だ。恋や仕事でも、こういうことはある。絵本の展開としては改心以外になさそうだけれど、これを共感できるかたちの「教育」や「成長」としてえがくのは大変だろう。