大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「親はわが子にウソをつく」

HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン DVD-BOX
第3話、4話観る。
HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』、恋や自立をもとめつつ自らの超能力を持て余すトミー(ロビー・ケイ)が好い。自動車修理工場の甥っ子ホセ(Lucius Hoyos)も。
手許のアイデアをぼんぼん入れていったような脚本。「今」に対する貪欲さ、好奇心。なかなかだけれど「今」のほうが一枚ウワテ。日本人のゲーマーや、現実と虚構を行き来する少女、取り巻くファン、聖地巡礼なども扱っておもしろいけど予算と想像力の限界、もっと熱を帯びていてもいい。
この物語が暴走を欠いているのは、ファミリーロマンスだから。
「目的に気づくきっかけは、喜びや悲しみ。あるいは愛。
喪失感や達成感。苦悩かもしれない」
だれにも刺激されることなく生まれた夢や目的では、ふわふわしているだけだろう。
さらにいえば目的を見うしなわぬよう慰撫、鼓舞してくれるひとと出逢えるかどうかがロマンスのカギだ。
トミーにはエミリーがいる。「これまでも、これからもあなたはひととちがうの」