大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「太陽に飛び乗って 明日まで行ったんだ」

クルードさんちのはじめての冒険 (吹替版)
クルードさんちのはじめての冒険 ブルーレイ&DVD(2枚組) [Blu-ray] 「考えるのは、弱いヤツだ」という保守的な大黒柱がまとめてきたクルード一家・クルーズが、知的で美しい青年ガイと出会うことで変わっていく。これまで試みることのなかった行動、あたらしく生まれる内面。ダイレクトに影響を受けるのは先ず同世代の異性だろう。
というわけで『クルードさんちのはじめての冒険』(2013)は恋愛と、反発する家族の物語となる。ジャケットは大家族どたばた活劇のようだけれども、ガイとヒロイン・イープのなめらかな肢体と心に掴まれる。
ウーガは父であるグラグのこれまでのやりかたに反発する。「生きたことにならないよ! あんなのは……ただ、しななかっただけ! 生きるのとはちがう!」


狩り場でのことは知らない。しかし家族のなかでの父親はたいてい知性と程遠い。この映画の着眼点がするどい。
監督/脚本はクリス・サンダースとカーク・デミッコ。
「おとこの子にはペットがいたほうがいい」の科白は反面教師的側面を持っていて意味深だ。