大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

主人公のエンダーが、少年期のウシジマくん(狩野見恭兵)をおもわせる

エンダーのゲーム (字幕版)
「権威に対する反応が複雑。高圧的な《父》を喜ばせたいけれど相互的な愛が欠如していると、嫌がる」「彼は孤独のままでいい」


「皆、いつか負ける。面接の代わりにゲームで彼の心を探ります」「彼の感情に興味はない。強い指揮官になってくれればそれでいい」「不満にどう対処するか、見てみませんか」


『エンダーのゲーム』(2013)。原作はオースン・スコット・カードSF小説。カードの長編は、オチのつけかたに短編のようなところがある。書き手にとってのゴールがはっきりしており、テーマも明確。ここでは反戦。主人公のエンダー・ウィッギンは姉譲りの優しさと、兄に似た凶暴さを兼ね備えている。戦いを終わらせるには圧倒的な勝利がもとめられるが、戦う必要があるのかないのか。
戦いの場のスペクタクルよりも、過程をみっちりえがく。それもあって登場人物たちの個性が花ひらく。
ハリソン・フォードベン・キングズレーエイサ・バターフィールドほか。監督ギャヴィン・フッド