大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

光の如く

永遠と、どのように向き合っていくか。そのやりかたのひとつに《Sexy美少年》というグループ名があるのだとおもった。

少年隊のように、素っ気ない。普通名詞に近くて、だけどしらべればちゃんと釣りあげられるぎりぎりのところを攻めた固有性。

《Sexy》は誰のものか? という話になると非常にむずかしい気もするし、ジャニーさんのものでしょといまは仮止めしておくけれど、いたって普通の言葉だったSexyや美少年に事務所の匂いをつけたのは凄い。

二の矢、三の矢とはなっていくことでほかの美男たちはセクシーと冠されることがなくなり、少年性からも切り離されてしまう。

そのほうが楽ではある。いつまでも少年でいるのは大変なことだ。それを期待された東京B少年。Sexy美少年をまえにした東京B少年という絵が、美しい。

かれらのうたう「Cosmic Melody」はびっくりするほどなめらかで、きらきらしていた。ジャニーズJr.チャンネルで見たとき、こんなん、はよ売らなと度肝抜かれた。東京B少年というユニット名のかわいらしさもわかるけれども、そこへの愛着を語って語って語って語ってもいいけれども、もっとおおきい、堂々とした看板があればなお良い。Sexy美少年は勝負にでたなというかんじ。カワイイとか、「(笑)」といった逃げがない。潔い。

そとのひとたちにも笑わることなく美少年を全うしなくちゃいけない。この試練はジャニーさんからの愛だろう。

《Sexy》はここが始まりでなく終わりでもない。完成する必要もない。

けれど美少年をはじめたのは、東京B少年だ。