大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

毒蝮三太夫が席亭の『マムちゃん寄席』(第十五回)に。

出演は林家二楽(紙切)、松元ヒロ(漫談)、神田松之丞(講談)。仲入あってナイツ(漫才)、毒蝮三太夫玉袋筋太郎の対談、さいごに春風亭一之輔(落語)と、豪華。

TBSラジオつながりと言うこともできるけれど、毒蝮三太夫が「色気」と銘打ったときに視えてくるキャスティングの美しさ。

「マムちゃん」によるオファーであるとか、テーマが「色気」ということにマクラで反応してみせた神田松之丞も春風亭一之輔もみごとだった。

何しろ「マムちゃん」のもとで演るのだから毒舌ならざるはなく、いつも以上に二人共するどい。ネタも、松之丞は「源平盛衰記より 扇の的」──那須与一だ──、一之輔「短命」と色っぽいところをもってくる。

林家二楽は盛りだくさんだった。リクエストを受けての紙切に、息子の林家八楽との共演。音楽に合わせて展開する紙切ストーリーも。今回は『明日があるさ』。