ひとの裸身よりも顔が愛しい。整った顔。さらにはそれを整えた顔。
置き場に困るので買わないことにしているけれど、新田真剣佑の写真集はちがった。隠しわすれて訪問客にイジられるようなときがあっても「だって、綺麗でしょう?」とつよくでたい。若いだけではない。そこに意思がある。迷うことなく支持できる。
写真集『UP THE ROAD』。舞台はソウル。肌の露出がすくなくて佳い。夜の焼肉は、半袖に。
食後はかき氷。「パッピンスがおいしかったです」──『雪氷 SULBING』のマカロンたくさん乗ったやつ。オフショットではマンゴーや抹茶のソルビンも。
韓国の派手派手しさに負けず真剣佑もカラフルに着替えして愉しい。
そのうえで、シンプルな白のパーカに黒のパンツで撮った勤政殿の写真がどれも良い。はにかんでみたり、ふざけてみたり、あるいは純粋な、笑顔。服がシンプルなほうが、表情は活きる。
このあとのページにシャワーやプール。「普段、映画やドラマの撮影でもあまり撮らないので新鮮でした」
龍山家族公園に行く。タピオカミルクティーのテイクアウトもする。これは物語でないのだからベタでいい。直球。これは。新田真剣佑の駅のひとつ。