大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「古典がやっぱり、すごいですよね。あのう、なんか、よく出来てるんですよ……」  松本幸四郎

春風亭一之輔のカブメン。』落語とトーク

ゲストは松本幸四郎。そのリクエストで、春風亭一之輔は「死神」を演る。

新春のネタではないと一之輔は言うが、松本幸四郎は、いま演るべき話だと満足そう。カネに目がくらんでノリを越えてしまうニセ医者の、じぶんの命への執着──。

歌舞伎になっていないこともあって、松本幸四郎は「死神」に興味があるらしく、しかし配信スタッフから何度も念を押されたという。「ほんとうに『死神』でいいんですか?」

 

死神が消えるところをどう演出するか。その辺りが新作歌舞伎としての眼目になってくるらしい。

 

時代もあるだろう。歌舞伎の、上演時間の長さを気にかけてもいた。「15分くらいで出来る芝居」を模索する松本幸四郎

自粛期間中に髪を染めた話や、子どもたちの勉強をみることができるようにと公文をはじめた話。当人の口からでてくると、やはり楽しい。伝聞よりも。