第4回『三遊亭楽八独演会』。訪れて、江戸東京博物館が4月から休館に入ると知る。
演目は三遊亭楽八「千早振る」、春風亭いっ休「初天神」、楽八「宮戸川」。仲入りあって楽八「鰍沢」。
「鰍沢」の花魁だったお熊、「宮戸川」の若いお花。異なるタイプの女性を聴けて、良かった。俳優出身の色男、楽八らしい男女のやりとり。
「千早振る」は在原業平の和歌がデタラメに解釈されていく噺。人情を見出しづらい、言語的な笑いは三遊亭楽八向きではないのかも。
春風亭いっ休。前座だが、春風亭一之輔の弟子だけあって淀みなく、器用。客が笑うまで演る度胸も好い。しかし、終盤崩れて、息切れかなという印象も。
