大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

〈ロンドンの緯度は樺太に近いのに、花は早い〉

養老孟司『骸骨巡礼─イタリア・ポルトガル・フランス編─』。〈今度は南欧である。どうしてこんなこと、始めちゃったのかなあ。自分でもよくわからない。人生と同じで、旅はひたすら続く〉 仕事をまとめにいくよりも、継続的ななにかをもっていただくほうが、…

「大学を引退して何年にもなるし、思い残すことは虫のことだけ。それなら、まだ体が動くうちにウィーンに行っておくか」  養老孟司

「どこにも書いていないから、自分でやるしかない。学問とは、そういうものだろう」 養老孟司『身体巡礼─ドイツ・オーストリア・チェコ編─』。中欧の墓をたずねる旅。 養老が若いころから関心をもっていたのは、ハプスブルク家の心臓埋葬。心臓と、その他の…