大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

生首。森がうごくこと

ナショナル・シアター・ライブ『マクベス』観る。冒頭に制作者の解説映像あり。 もともとの舞台は11世紀。「超自然的な力を信じた時代」である。設定はそこから近未来へと変わる。 現代のイギリスがかかえる問題をかんがえると欧州連合、多民族、他宗教、経…

反復のようで、一期一会。

検索上位にでてこないマイナーな旅を思い立つ。観光地の、先の先。ローカル線の行き着くところ。路線図調べて、それから『旅の手帖』をチェックして、手ごろな宿があるのかどうか。 『旅の手帖』は電子書籍で買えて良い。行きたいところを扱っている号をすぐ…

ミ・エスタス・インファーノ……(私は子どもである……)

舞台のチケットと縁なく、ときに主演の松田龍平を想いながら読む。松田龍平が宮沢賢治というのは大胆なイケメン化のようにもおもうけど、茫洋としたかなしみはあんがいぴたりと合ったのかもしれない。 井上ひさし『イーハトーボの劇列車』。前口上に、こうあ…

松尾芭蕉と温泉

嵐山光三郎『奥の細道温泉紀行』。テレビ番組で「奥の細道」自転車走破を企んだり、月刊『太陽』で「温泉・奥の細道」を取材したり。それらを再構成したかたちで、この本がある。 〈芭蕉は旅の魔術師である。(……)これは、旅をドラマに化けさせるマジシャン…

「芭蕉翁は生涯を通じて、『一人になりたい、一人になろう』とつとめた人物でありました」

井上ひさし『化粧』。収められているのは表題作と、「芭蕉通夜舟」。どちらも一人芝居のための戯曲。 井上ひさしの戯曲はハッキリしている。観客という「受け手」にとっても、俳優なる「受け手」に対しても。 「化粧」は、はじめのト書のなかに〈彼女自身が…

〈結論めいたことを言ってしまえば、日本人には「悠長なシステム」を構築して、洗練された「時間の無駄使い」をする才能があるのです〉

橋本治が亡くなった。2019年1月29日。 「橋本治」という一人の書き手としてはまだまだ進んでいけたとおもうし残念だけれど、どれだけ長生きをしても接ぎ木する若手は現れなかったことだろう。エピゴーネンばかりだ。 橋本治の本を読んでいくしかない。その断…

「今一番欲しいものは?」「役者としての想像力が欲しいです」

ひとの裸身よりも顔が愛しい。整った顔。さらにはそれを整えた顔。 置き場に困るので買わないことにしているけれど、新田真剣佑の写真集はちがった。隠しわすれて訪問客にイジられるようなときがあっても「だって、綺麗でしょう?」とつよくでたい。若いだけ…

タピオカ、御殿場、シュークリーム

『裸の少年』は猪狩蒼弥、井上瑞稀、高橋優斗。 猪狩蒼弥は、派手。冬物で印象がつよいのは、かわいい。 ゲストに的場浩司。 一軒目は「林家新兵衛」。外套ぬいだらえらくかわいい井上瑞稀。二軒目「SALON GINZA SABOU」。メジャーどころがつづく。 三軒目、…

かくじつな光

元木湧くん、長尾謙杜くんの笑顔とダンス観るとしあわせ。よくしなる。鞭のような。 佐藤龍我も綺麗。明るく、メリハリがあって、清潔由来の色気がある。 『ザ少年倶楽部』。美 少年がうたいはじめる「Anniversary」から。佐藤龍我が眼にやどす感情の豊かさ…