2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
野嵜好美と宇野祥平がでている横浜聡子の短編『おばあちゃん女の子』(2010)は気がかりなタイトルで、さいごに参考作品として高野文子「田辺のつる」が挙げられれば成程すとんと腑に落ちる。 併せて挙げられるのが三好銀「夜の電車」。 「あのね…実はね、お…
ミシェル・ゴンドリー監督『恋愛睡眠のすすめ』(2006)。ものをつくろうとする若いおとこの奇矯さ。それが天然だけにつらいが愛しい。 ものつくるにんげんにかぎらないのかもしれない。愛情に飢えたおとこの手に負えなさ。 ステファン(ガエル・ガルシア・…
『俳優 亀岡拓次』と『恋愛睡眠のすすめ』の異同をみつけるのがたのしい。
2026年の映画、横浜聡子監督『俳優 亀岡拓次』。原作は戌井昭人の連作短編小説。 原作をもちつつも横浜聡子の映画になっている。だから、小説も読んだ。映画の脚本というのは、いくつもの短編をひとつにまとめるときに力を発揮するのかもしれない。小説の文…
友だちを無理矢理お化け屋敷につれていったら、数日して、江野スミを薦められた。お化け屋敷で行列しているあいだ散散暴力の話をしたせいかもしれない。 江野スミ『美少年ネス 1 (裏少年サンデーコミックス)』と『たびしカワラん!! 1 (裏少年サンデーコミッ…
モンストコラボで『七つの大罪』。全然知らないがバンに一目惚れして課金、ゲットする。 かるいチェックのつもりでアニメやマンガの『七つの大罪』に触れたら、おもしろくってビックリした。テキパキと大胆な筋運びだけでなく、ガッツリ恋愛をえがいている。…
「ごはんは?」「もう時間ないよ。きょうからこれまでみたいに甘くないんだから」「そんな慌てて。でも六本木なら間に合うんじゃないの?」「きょうは神谷町」「あら、旧社屋?」 このやりとりからゾクゾクする。街だ。今だ。 ゲンミツに言えばこの「旧社屋…
前略 お母さん お元気ですか僕は東京で友だち100人作ろうとしましたが 見事サぼっちになってしまいましたでも安心してください… イメチェンしたらゲイのおじさんにモテモテ! 東京での生き方がやっとわかってきた 博士『ごめんしたって許さない (gateauコミ…
『植木等とのぼせもん』、「俺たち戦友」の回。 理髪店で頭を洗われながら、胸に秘めている《解散》の可能性のこと口にする主人公(志尊淳)。いいばめん。手堅い脚本。 志尊淳の、柔軟でまっすぐな感情表現にただただ酔っていればいい。まわりの大人たちの…
腹話術人形と腹話術師の物語。2007年のホラー映画『デッド・サイレンス』。 あたらしいせかいをつくろうというよりも、これまでにあったせかいを完成させようとしている。 へんな話だけれども、ある種の共感を得ようとしている。監督ジェームズ・ワン。脚本…
鬱で仕事を休んでいる友人と、会う。そいつが言った。「ここ来るまえに、職場にも顔だしてきた」 「治ったのかよ」 「仕事せんと、友だちと会う資格もない。そんな気ィして」 いろいろ話したいことはありそうだけれど、集合場所が渋谷だったから、どちらもよ…
プロレスラーの入江茂弘選手を。 ミッキーマウスのキャリーバッグ。
「権威に対する反応が複雑。高圧的な《父》を喜ばせたいけれど相互的な愛が欠如していると、嫌がる」「彼は孤独のままでいい」 「皆、いつか負ける。面接の代わりにゲームで彼の心を探ります」「彼の感情に興味はない。強い指揮官になってくれればそれでいい…
『植木等とのぼせもん』第2話「植木さんの親心」。 小松政夫の自伝が原作だから、テレビにでているコメディアンとしての部分だけではない。植木等の付き人。さまざまな時間。にんげん。泣ける。 親子ってなんだろう。友だちとはべつの関係、ちがう流れを生き…
冒頭のナレーションで〈ニューヨークは一種の密室だ 鉄とコンクリートと下水道に囲まれている 逃げる道はないし逃げる気もない 我々はここで繁栄してきたここには恐怖という刺激剤がある この街を愛している〉と。 都市をあつかう小説のような、街の定義。『…
インス(MYNAME)、『NAKED(初回限定盤)(DVD付)』。宣材の色気が凄い。 直截な肉体美で、『マジック・マイク』を連想する。兵役前ということもあって、模範的な男性性。
髪の色であそぶ八乙女光に、まわりが。 『いただきハイジャンプ』、下積みちゃん応援プロジェクト。 ロケには高木雄也、有岡大貴、中島裕翔。Hey!Say!JUMPはどんな配合も愛しいけれど、この三人はとても好い。 今回の下積みちゃんは落語家・春風亭一猿。テレ…