大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「引っつかんで来ちまったが、あんたはまだちっちゃいし、母さん父さんさぞかし心配しとるだろうな」「わたしには両親いないのよ」

『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016)、原作ロアルド・ダール、脚本は『E.T.』のメリッサ・マシスンというところから、スティーヴン・スピルバーグ監督の思い入れがはじまる。 ロアルド・ダールのおかしな小説を、ティム・バートン方向でなく…

「ハチミツ アワふいてる」「ナマだからね」

1990年代以降の萩尾望都にハマッたので、ヒトやモノがさまざまな音を立てるなかを生き延びたり優しさで呑んだりしている社会性と非日常の描写愛しく、その方向でポーの一族されると快感をおぼえる。 アランが、岩橋玄樹みたい。現代の匂い。それでいて(それ…

美しさ。物語。発見。

表紙の子が、美しい。麗しく受、となれば当然荒廃していて物語をもつことができず、ヒロインとして《騎士》をこいねがうほかないのだけれど、ロマンチックに待つよりも《騎士》の側から発見する話のほうが読み手としては胸が高鳴る。 出逢う二人にはコントラ…

あのきらめくジャンプらを

『ミュージックステーション』Hey!Say!JUMPのウルトラスペシャルメドレー観れてしあわせ。 「真夜中のシャドーボーイ」「Your Seed」「Ultra Music Power」。いのたかとか、やまたかとか、やぶいのなどなど無限のカッティングがきらきらと。Ultra Music Power…

夏の首すじ

山崎賢人、『東京ウォーカー2017年8月号』。「僕は常に“中辛”な男です。普段は平和主義。でも小さい頃からやってきたサッカーでは、ガンガン相手に向かっていくタイプだったし、割と男っぽい」 花のような。枕頭に置いて心地好い。

舞台は1950年代。

『タイピスト!』、2012年の映画。 ミニシアター系だけど目ざしているのはハリウッドの快活。親子の不和も、恋愛もフランス映画ならば他者性として、言語でも行動でも埋められない溝/謎をのこしてくれるところ。アメリケーヌはなんでも解決してしまう。 きっ…

「私は親の愛に飢えていた。親たちもそうだったんだ。代々そうなんだが、あけっぴろげに愛情を表現する能力がない」

『プレイボーイ 〜創刊者ヒュー・ヘフナーの物語〜』はおもしろい。繰りかえし観る。売るために雑誌を創刊するのだから単に不道徳や反権力であるというのではだめで、真ん真ん中に立たねばならない。 そのためにノーマ・ジーン(マリリン・モンロー)のヌー…

芸術家志望の子はやたらとバイトしてる説

発達障害の異性につかまって、ゲイはノンケのような結婚をすることがある……とおもいながら『過保護のカホコ』観る。このドラマは「過保護」や「恋愛」をあつかっているようだけど、ヒロインの発作や衝動が過保護由来と言うのだろうか。 ヒロインにはきちんと…

ノンケの居候がいなかったから『水曜日のダウンタウン』でなく『過保護のカホコ』を観れたのだ。

あこがれ うらぎり こころのきず

絵本とか、歌の匂い。そういうものを愛したい。 志村貴子『起きて最初にすることは (シトロンコミックス)』。みじかいことばですべてを語り、おなじことばを用いながら深く、するどく展開する。 起きて最初にすることは 君より先に目を覚まし 君の寝顔を確認…

山田☆りおすけ的な?

寄せてただけかもしれないが。本人? 夕方。西麻布の交差点で。赤西仁を。日焼けしてた。

ガイ・フォークスの夜

『アタック・ザ・ブロック』(2011)、冒頭から何が起こるかよくわかるし、さいしょのエイリアンをかんたんに仕留めてその造作もはっきり映して小気味好い。そのあと襲来するエイリアンたちはフォルムが異なっているからおどろきがなくなることはない。 団地…

黒人男性とも寝るようになっているから映画で観ていてなんとなく愛しい。それに比べると白人の少年は遠く、夢のよう。

扉があった

『いただきハイジャンプ』のカメラが入るちいさな会。仕事で行けず。

「私はオーストリアという、極端に言えば、もう歴史から脱落してしまった、巨大な怪物のような過去をもつ小さな国の出身なのです」

中村朝子訳、インゲボルク・バッハマン『インゲボルク・バッハマン全詩集』。訳者のあとがき、解説がありがたい。バッハマンへのインタヴューがいくつか引かれており「グリルパルツァーやホーフマンスタール、リルケ、ローベルト・ムージルといった詩人は、…

ジョン・グッドマン好演

J・J・エイブラムス製作、ダン・トラクテンバーグ監督『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)。クローバーフィールドとエイリアンをめぐるシェアード・ワールド。《一つの状況》。その縛りもあってエイブラムスらしい飛躍のない《ちいさな冒険》。80…

危機の継続。

『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』(2015)。ラストのカタルシスが凄い。《一つの目的》を見うしなわせることなくスポンジ・ボブたちカートゥーンの世界、アントニオ・バンデラス扮する実写海賊の世界を物語り、まとめあげていく。 スポンジ・ボ…

「睾丸フル回転やでえ」

『野性爆弾のザ・ワールドチャネリング』、何度観ても笑い転げる。街ロケ、日常の風景なのに非日常。世間話とは異質な言動。 予告のようなオープニングが電気グルーヴで興奮。 矢口真里がついていく。アップアップガールズ(仮)のなかにダイオウグソクムシ…

「新メニューつくらなきゃ!」「俺、カノジョになるわ!」

『いただきハイジャンプ』。山田涼介、薮宏太、高木雄也が「下積みちゃん」を応援する。格闘家の大岩龍矢。企画のメインは山田らが料理をつくることにあるのだけれど、コックコートで登場してタンクトップの大岩選手を囲む絵はシュール。 おなじ道場の武尊も…