大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「ハチミツ アワふいてる」「ナマだからね」

ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)
1990年代以降の萩尾望都にハマッたので、ヒトやモノがさまざまな音を立てるなかを生き延びたり優しさで呑んだりしている社会性と非日常の描写愛しく、その方向でポーの一族されると快感をおぼえる。
アランが、岩橋玄樹みたい。現代の匂い。それでいて(それだから)異国のコスチュームプレイの趣もある。
アランがかわいい。人間につい肩入れしてしまうエドガーのまえでジェラシーを隠さない。こどもじみた邪魔をする。

ぼくが眠っていると きみは浮気をするんだ
やだ…でも…眠い…

萩尾望都ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)』。じっくりとざっくりが同居している。このざっくりが、欲しかった。即興性というか。疾走感というか。リズムやテンポのことではなくて。割って入るライブ感。雑学やギミック。どきどきしてしまう。

エドガー」
「一晩ここにいれば元気になるから…」
「もっとわかるように話してよ 何かトラブってるの? あいつら誰?」
「ただの悪いヤツだ トラブルは終わった きみは心配しなくていい…」
「……きみは秘密主義者だ
きっとぼくに話せない悪いことをいっぱいしてるに違いない
ぼく もっと きみの役に立てたらいいのに…」