2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧
『貞子3D2』
『貞子3D』(2012)、ホラーとパニックとSFがごっちゃになっているし、登場人物の重要度もあいまい。ホラーにしては名のある俳優を使い過ぎてもいる。だってJホラーだもんと言われればそれまでだけど。 事件を追いつめる刑事役の田山涼成がもっと物語に介入…
「やり直しへの 道は ないのかな? 10代も サルも やり直す」 マイケル・ダグラス、ダイアン・キートン『最高の人生のつくり方』(2014)、監督はロブ・ライナー。氏の映画の邦題には『最高の人生の見つけ方』『最高の人生のはじめ方』と配給、販売の消極性…
2013年版の『キャリー』、監督はキンバリー・ピアース。主演はクロエ・グレース・モリッツ。 ヒロインに魅力があるのか、まわりが優しいのか。ふしぎに現代的。いじめられてはいるけれど、孤立していない。罪の意識から庇護しようとする同級生(ガブリエラ・…
[DVD]" title="ミザリー [DVD]" class="asin"> スティーヴン・キング原作、ロブ・ライナー監督『ミザリー』(1990)。キング×ライナーにはほかに『スタンド・バイ・ミー』(1986)がある。丁寧なつくり。しかも味がちがう。 『ミザリー』。雪のなかの密室だ…
アンドレ・ザ・ジャイアントの命日。
「編・訳者あとがき」のエピグラフに、トーマス・ヘンリー・ハックスレーの言葉が二つ。 「何かについてすべてを学び、すべてについて何かを学ぼうとせよ」 「きっぱりと決断して行動し、その結果を引き受けよ。優柔不断は何の良い結果も生まない」 1991年の…
「語りの宿命は、思考が持続しないということでしょう。活字は、読むと前に読んだ部分が残って、頭のなかで建築のような構造になっていくのだけど、語りは入りやすく、抜けやすい。訊いた端から、どんどん忘れていく」 「琵琶の場合には、語りと結びついてい…
ドナルド・キーンと安部公房の対談集『反劇的人間 (中公文庫)』、まえがきは安部公房。みじかいながらも視点を変えて引っくりかえすなめらかでしっかりと濃い安部公房で、わくわくする。冒頭で客をつかむ。 キーンさんはコロンブスの末裔である。あいにく大…
『Hanako (ハナコ) 2016年2月11日号 No.1103[雑誌]』、表紙に躍る美しい名。千葉雄大もいい、小関裕太もいいけれど、「岩橋玄樹&神宮寺勇太」。じぐいわというマリアージュ。アイドル雑誌ではないところで。じぐいわ、いいべべ着てくっつき過ぎ……。 〈スイ…
「『クローンの攻撃』のアナキン(ヘイデン・クリステンセン)かっこよかったよ」と言ったら「『シスの復讐』のアナキンはもっとかっこいいですよ」──。 『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』(2005)。アナキン・スカイウォーカーの野蛮さ、逆怨み…
20周年記念イベント目白押しの高円寺U.F.O.CLUB。「発狂天国 vol.70」、鳥肌実、クリトリック・リス。 二枚目電波系だった鳥肌実はいつの間にかに激太りして、それは劣化だ劣化だと世間はもちろん言うのだけれど、鳥肌実はぶきみに肥ったビジュアルや大変に…
「うすっぺら」と「いかがわしい」はまるでことなる。 いかがわしいうつくしさに惚れる。 手越祐也とか伊野尾慧とか。
コモトミ裕間『ようこそニューワールド (BABYコミックス)』。絵はやや古く、未熟だけれどもおもしろかったしエロかった。意趣返し、リバ、目覚め。正義と悪がないまぜになっている。愛することや征服することのむずかしさ。 俺がわざわざ“アノ写真”ちらつか…
雪。
吉田照幸『「おもしろい人」の会話の公式 気のきいた一言がパッと出てくる!』。
『廃墟の休日』。3組の探訪者が登場する。安田顕と野口照夫。田辺誠一とスミマサノリ。生瀬勝久と吉田照幸。 ジョン・Tという、メールとメッセージカードを送りつけてくるだけの存在の言うままに廃墟へと足を踏み入れる。 登場しない人物との付きあいかたに…
『Men's NONNO(メンズノンノ) 2016年 02 月号 [雑誌]』、表紙・坂口健太郎。付録はヘリーハンセンのちいさな、フリースマフラー。ヘリーハンセン好きだし、坂口健太郎かっこいいからコンビニで購入。ヘリーハンセンは、かわいい。 「坂口健太郎流、新説・冬…
『週刊文春』2015.9.10、「私の読書日記」は穂村弘。 紹介されているのは池辺葵のマンガ『プリンセスメゾン』、沼正三『マゾヒストMの遺言』、それからサリー・ガードナー『マザーランドの月』。 マザーランドの月。一冊の本ではあるけれど、ヤングアダルト…
もしかしたらこれがモキュメントに対するひとつの答えかもしれない。この世のなかは時短のためにこまかく切り刻めば切り刻むほどウソとホントが分けにくくなる。だから、モキュメントにもウソのしるしがあったほうがきっとよくて、こどもにはわからなくても…
さそわれて、田谷の洞窟に行く。ぱっと連想したのが剱岳‐山岳信仰‐修験道で、こまかく言えば田谷の真言密教とは異なるのだけど、さそってくれるひとが「廃仏毀釈」という語を口にした。それでつながってしまった。 廃藩置県、富国強兵、廃仏毀釈。そんな単語…
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)。 ヘイデン・クリステンセンとナタリー・ポートマンの美しさで画が保つ。これもまた映画らしさの一つ。1968年の『ロミオとジュリエット』、主演のレナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセー…
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)、意欲に満ちている。監督ジョージ・ルーカスの、切りつめない画づくりもあって尺の長い映画だけれども、好きなばめんを愛していけばいい。 友だちはこの映画のどこを愛したのだろう? 不幸な子…