『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)。
ヘイデン・クリステンセンとナタリー・ポートマンの美しさで画が保つ。これもまた映画らしさの一つ。1968年の『ロミオとジュリエット』、主演のレナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセーを想わずにはいられない欧米的にすっきりと甘い男と、おとなしやかだが芯のつよいオリエンタリズムでつくられた女。
スター・ウォーズは、さまざまな映画になっていく。その歴史を網羅しようというジョージ・ルーカス監督の稚気あふれる野心。
「彼女、僕のことがわからなかった。僕は毎日想っていたのに」