大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

子役、山崎竜太郎。

『女神のイタズラ〜キミになったボク〜』、2011年。BeeTV。5分程度のドラマで全26話。ヒトが2人ぶつかって入れ替わる。それも成人男子と男子小学生。きっかけがユニークだから入れ替わったことに気づかずトイレでじぶんのイチモツにおどろいたり、カネに糸目…

荒まずに寝ればいい

『エイプリルフールズ』(2015)、7つの挿話が同時進行する。2時間の映画だからどの話も掘り下げられないのは明らかだけれど、それにしてもエイプリールフールの解釈やウソの練りかたがアマい。それでも松坂桃李の全裸の後ろ姿に、スウェット姿の浦上晟周の…

「墓場より、もっと酷いところから逃げ出してきたんです」「そこは?」「継母の手のひら。あいつは僕の尻を撲った! 手のひらで撲った! 力一杯撲った!」

2011年の『身毒丸』、大竹しのぶと矢野聖人。 先ず脚本の寺山修司と岸田理生が愛しくて。愛する用意が出来てしまっている。演出は蜷川幸雄。 身毒が、継母にズボンを下ろされ尻叩かれる。身毒が、行水する。そういうナマの艶めかしさもあり、仮面や血のり、…

マペット、アニマトロニクス

『ラビリンス/魔王の迷宮』(1986)。はじまりはお芝居の台詞、ごっこから。この一手間がたまらない。予告であり遅延。宙に浮く。 脚本はテリー・ジョーンズ。監督ジム・ヘンソン。製作総指揮ジョージ・ルーカス。 「迷路なのに曲がり角がない。どこまでもま…

「それじゃなんか俺のキャラが悪いみたいじゃん」

『真夜中のプリンス』久しぶりに観る。岸優太、美しい。勝つことの「兆しが見えない」なんてこと言うのも好い。

吉沢亮、菅田将暉、野村周平。『男子高校生の日常』(2013)。東京03の角田晃広やたんぽぽの白鳥久美子、栗原類、太賀ほかキャスティングはわるくない。異性の気を惹こうとする男子の異性愛的好奇心。童貞的な(処女的な)無理解にこだわるために、その後の…

ヴァンパイアとかゾンビとかアメリカンフットボールとかベースボールといった古典的な題材には工夫が要る。

『フリークス・シティ』(2015)は人間? とゾンビとヴァンパイアが団結してエイリアンを倒す話で、順を追って説明するには関係が絡まりすぎているので映画はいきなりクライマックスからはじまる。物語に要請された語りの必然性がニクい。 脚本は『22ジャンプ…

「うちらだってさ、おカネとかチカラあったらなんとかするよ? でもそんなものないし。大人がこんな何もない町にしたくせに、偉そうなこと言わないでくれる」

沖縄、高校生にも人気のある弁当屋。音をだせる環境がなくて困っている高校生たちのバンド活動を知って無料のスタジオをつくる陽(阿部寛)。いいひとなんだが一寸無愛想だし説明がすくない。だから十代のおんなの子とも衝突したまんまだし、勝手に借金して…

ヒロイン大島優子。鈴之助や新井浩文。

『闇金ウシジマくん Part1』(2012)。柄崎(やべきょうすけ)に最も迫力があって頼りになる映画はこの1作目。弁護士役の金田明夫も佳い。社会の裏や、下層を職業によってえがく。ヒルズ族のような高いところの住人たち。 イベントサークルを仕切る小川純に林…

低脳系粗暴ワルを演じていたのは矢野聖人

『闇金ウシジマくん Part3』(2016)。センター気質で一本調子なところがあるから、浜野謙太はいつでも共演者を食ってしまうけど、ここでの役どころはネオヒルズ族の如き象徴的権力。「成長」や「変化」を司ってはいない。その力を見て、悪戦苦闘しつつも人生…

『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(2016)。丑嶋たちの中学生時代「ヤミ金くん」と現在に至る人間関係がえがかれる。中学生の丑嶋(狩野見恭兵)と柄崎(江口祐貴)が凄かった。愛情ぶかいが変わり者の丑嶋。設定の年齢どおりにちいさなせかいであっぷあ…

ジャイアン「日本の隅から隅まで、持ち主がいるなんて」 スネ夫「思ってもみなかったなァ」

『映画ドラえもん のび太の日本誕生』(1989)。 『新・のび太の日本誕生』を正坐視聴するまでに映画ドラえもんいろいろ観たけど、のび太よりもジャイアンのほうがずっと病んでいて面倒だということがわかった。

ドラえもん「部長とボクとどっちがだいじなのッ!」

『映画 ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(2016)、テレビ放映は先週3月3日。旧石器時代のククルが清冽で凛凛しく愛らしく、チャンネルを合わせるたびに展開がスムーズ。それで改めて正坐して観る。良かった。 映画ドラえもんの新シリーズに対してエピソー…

友人とごはん。家族のような友人とソトでごはん。

飲み会の幹事やる。私生活が揺らぐ。

ベルギーのビール会社がスポンサーのチーム・パオパオ、日本で走る。

「愛する家族と一緒に暮らすとか、食いたいサラミをたらふく食えるとか、コーヒーもおかわりできるとか。風邪を引いたら風邪薬。そういう人間らしい暮らしが……」 『茄子 スーツケースの渡り鳥』(2007)。ボーナストラックのような続編。快楽や狂気だけでは…