大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

荒まずに寝ればいい

エイプリルフールズ
『エイプリルフールズ』(2015)、7つの挿話が同時進行する。2時間の映画だからどの話も掘り下げられないのは明らかだけれど、それにしてもエイプリールフールの解釈やウソの練りかたがアマい。それでも松坂桃李の全裸の後ろ姿に、スウェット姿の浦上晟周の背中と尻は好かった。矢野聖人と窪田正孝のゲイエピソードも。
「エイプリルフールにゲイだと嘘をついたら、あいてが真に受けてセックスに至ってしまう」という2人のストーリー。BLマンガの短編だったら通用しないはずだ。『エイプリルフールズ』は、俳優に演じられることどうにか成立している。
それがテレビドラマや映画というものだと言われればそれまで。寺島進富司純子里見浩太朗浜辺美波滝藤賢一も良かったもの。
いまいちばん好きな若い俳優は江口祐貴で、一寸映っているだけだけど、満たされた。癒された。


そして窪田正孝×矢野聖人。何がリアルかはひとそれぞれだろうけど、ゲイとノンケも、ゲイ同士もわりとたやすく寝ることのできる時代ではあるし、からだというのはきれいなものだ。きれいなところ、あっけらかんとしたところが窪田正孝と矢野聖人にあり観ていて快かった。