2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
萩尾望都の『芸術新潮 2019年 07月号』と平野紫耀の『美ST』を購入。ジャニーズにもとめ、推したくなるのは萩尾望都的なキャラクターの真ッ直ぐな感情と、社会と接触したときの歪みと、身体能力に由来する挟持なのだと得心する。 なによりも先ず、萩尾望都。…
スペースシャワーTVプラスの「コリアンヒッツ」をながしていたら、きれいな、淡くするどい二人組のMV。眼をうばわれた。JBJ95の「AWAKE」。 JBJ出身の1995年生まれ。キム・サンギュンとKENTA(高田健太)。 しっかりした、男っぽい貌のほうがKENTAかとおもっ…
『ノンノ』2019.8。King &Prince目当てで買ったのだけれど、雑誌としての充実、旬をピックアップする巧さが先ずある。 旬のひと。kemio。ノンノモデルたち。ふわふわと、謙虚である。モデルたちが「最近のカルチャー活動」として紹介するアーティストや小説…
トークライブ「芸術ロック公演」(ワタリウム美術館、オン・サンデーズ)行く。『芸術ロック宣言』の現代芸術家・さいあくななちゃんと、装丁を手掛けた川名潤によるイベント。あまりに率直で、何度も胸を衝かれた。 さいあくななちゃんはこの本に命を懸けて…
伊藤比呂美 文、片山健 絵『なっちゃんのなつ』。 ともちゃんちに あそびに いったら だれも いなかったので なっちゃんは ひとりで かわらに でかけました 書きだしから、やられる。はじまっている。詩は、こどものつくるぼうけんものがたりに近い。 省略も…
リオフェス2019・吉野翼企画『疫病流行記』(北千住BUoY)を観る。 寺山修司、岸田理生の共作である『疫病流行記』。《見世物の復権》という言葉に倣えば、ここでは《疫病》の復権が目論まれた。流行りの病いを隠喩として呼びこむのでなく記憶、潜んで在るも…
ことばにできるような、はっきりした理由があるわけではなかった。井上ひさしの『化粧』を観なくてはとおもった。やっていた。紀伊國屋サザンシアターで観た。 『化粧二題』。「化粧」という一人芝居を、有森也実と内野聖陽がそれぞれ演じる。〈合わせ鏡〉の…
『マイホームヒーロー』との出会いは7巻の表紙。きれいだなー、かっこいいなーとおもって読みはじめた。 6巻までの表紙はおじさん(主人公)で、だから手に取る機会もなかった。 山川直輝・原作、朝基まさし・漫画の『マイホームヒーロー(1) (ヤングマガ…
舞台『黒白珠(こくびゃくじゅ)』観る。シアターコクーン。 チラシの「あらすじ」を読むかぎりでは大江健三郎や中上健次えがく第一次産業の男の野心や精力、恥辱に失墜といったものを想起したが、そうではなかった。時代設定は1990年代、佐世保の真珠をあつ…