大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

〈RPGゲームの『竜に誘拐されたお姫さまを助けたい』ってのは、大きな目的だ。でも、こいつ(中ボス)を倒したいとか謎を解きたいとか、具体的な目的は、そのたびに変わるんだ〉

鴻上尚史『鴻上尚史の俳優入門 (講談社文庫)』。2006年にでた『俳優になりたいあなたへ』に「おまけ 台本の創り方」、高橋一生との対談「原点は『お芝居したい』という衝動」を加えた文庫版。本編は「僕」が、新幹線のなかで高校生のユキちゃん、マサシ君と…

〈泥だらけの野菜の目で今の自分を見てみたい〉  「不機嫌な妻」

谷川俊太郎の詩集『夜のミッキー・マウス (新潮文庫)』。2003年の詩。そこから4年前、8年前の詩。谷川俊太郎は1931年生まれ。 それにしては攻撃的だとおもう。詩人というのはそういうものなのかもしれない。 そのなかで、どちらかといえば穏便な箇所が沁みた…

「──て これ…俺の心臓の音か…!?」

「学び飯」として芸能界の先輩から話を聞くジャニーズJr.の『裸の少年』がおもしろい。性差はあまり問題とされず、どのように苦労したか、生き延びたか。柴田理恵、田中律子、森公美子など、めいめいに歩みがある。 その道をHiHi Jetsや東京B少年の子らの未…

日之出出版のまえをとおる

『FINEBOYS(ファインボーイズ) 2018年 10 月号 [白シャツとチェック柄の教科書!/中島健人]』。おおきな、中島健人。

「姥捨山(おばすてやま)で狸の餌食になりそうな見かけだが、口は新品の剃刀みてえなばあさんだな」

井上ひさし『黙阿弥オペラ (新潮文庫)』。 こまつ座の舞台は一度も観たことないが、戯曲には触れる。ゆるみがなく、みごとというほかない。 ト書が物語を俯瞰している。これは演者や読者にとって親切。さいしょに示されるのはつぎのとおり。 とき 嘉永六年(…

2013年から 断続的に つづいている 黄泉路の物語

(BL描写なし)藤たまき『黄泉路喫茶コヘンルーダ (ウィングス・コミックス)』。サスペンス。謎多きオトコたち。 中心となるのは、霊が視える彩達(さいたつ)。 昼も夜も 目を閉じて いても それは いなくは ならない 藤たまきによる、節度あるオトコっぽい…

「誕生日が父親の命日 誕生日なんて なければいい」

韓国ドラマ『君を守る恋』(2013)。ある事件に巻き込まれ意識不明だった警察官シオン(ソ・イヒョン)。かの女が目を覚ましたとき、霊を視ることができるようになっていた。 さまざまな事件のアドバイスを霊がしてくれるわけではなくて、霊によって、事件の…

「親父が言ってたっけ。『味は見た目だけではない』」

武正晴監督『カフェ・ソウル』(2009)。脚本(金杉弘子)は甘いところもあるけれど、カメラワークがしっかりしている。 追いかけっこがはじまったり(『嘘八百』)、育ったばしょがおんなじだったり(『百円の恋』)と武正晴監督らしいばめん、傾向をかんじ…

「『骨董品』になったら、また店においで」

中井貴一と佐々木蔵之介がならぶ『嘘八百』。包容力と胡散臭さをもつ二人。大阪で、骨董品をめぐるコンゲーム。 出演者が皆胡散臭さをまとっている。近藤正臣、芦屋小雁、木下ほうか、坂田利夫……。その辺りでじゅうぶんにおどろけるが、桂雀々まででてくる。…

「…いつからそういうこと言うようなヤツになった?」

イシノアヤらしからぬ表紙の『アイ・ドント・クライ (上) 【電子限定おまけ+アマゾン限定特典付き】 (バーズコミックス ルチルコレクション)』。たおやかな、男子アイドル然とした顔。ほかの人物たちとは描きかたが異なる。それで華がある。 アイドルも、バ…

もう一回くらい観たい…

渋谷VUENOSでK-POPバンド、IZ(アイズ)のライブを観た。 入場料5,000円に1ドリンク600円。ドリンク代のみで入る方法もいくつかあるようだ。 2017年8月31日に韓国でデビュー。今回、初来日。渋谷、表参道、池袋でライブする。今週末の土曜日まで。 きれいだ…