大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

異国のTOKYO三篇

2008年のオムニバス映画『TOKYO!』。監督したのはミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ。各話錚錚たる日本俳優が出演、レオス・カラックスの作品にはドゥニ・ラヴァン、ジャン=フランソワ・バルメール、ジュリー・ドレフュスも。 ミシェ…

書肆侃侃房『KanKanPress ほんのひとさじ vol.1』。特集「旅じたく」。 いまいるばしょがいやで家出のような旅にでる。旅立つまえの怕い支度。もてるものぜんぶのような、ごくわずかな荷物のような。 漂泊がはじまればユーモアも生まれるかもしれない。けれ…

『呪い襲い殺す』の前日譚『ウィジャビギニング』(2016)。 怖い。イマジナリーフレンドをもちやすい年ごろの少女がだれよりも交霊でき、亡くなった父が隠していた分厚い財布を家の奥からみつけだす。生活に困っていた母たちはおどろきながらも感謝する。こ…

目につくところにあらわれる「HI FRIEND」の文字。追ってくる。逃げられる?

『呪い襲い殺す』(2014年。原題「Ouija」)。 外国の降霊ごっこに用いるウィジャボード。冒頭は、原題どおりにウィジャであそぶおんなの子ふたり。単刀直入で、頼もしい。 ふたりはハイティーンになり、ひとりはしぬ。ここから30分ほどはたいし大した怪異も…

えっ、えっ、とびっくりしたり呆れたりして日々が過ぎ、 やがてその驚きの暮らしの中にいつの間にかとけ込んでいくのである。 青目海『ポルトガル物語 漁師町の春夏秋冬 (KanKanTrip Life 1)』。 ところ変われば感覚がちがってくる。 アルガルベには、ひとっ…

POPな演技と三枚目の違いなど

『HIGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』観る。非ハイロー民だし非FF民だし非米米民なので舞台装置物物しくスタイルはあるが展開は稚拙というのがニガテで、それでもLDHずきのノンケの趣味に合わせて一緒に。 そいつのチケット代にコーラにキャラメルポップコ…

書肆侃侃房の小冊子『ほんのひとさじ』。『KanKanPress ほんのひとさじ vol.6』から読む。歌人によるエッセイやショートショート。もちろん短歌も。特集「つぶやき」。 眠るとき君の名前を呟けば夜の空気が動いてしまう 鈴木晴香 つぶやきがささやきになり、…

二人、キスをして「生きのこる確率は53%に上がったわ」「100にしよう」

リアルタイムに劇場で観たらどういう気持ちになったかわからない。『ジェイソンX 13日の金曜日』(2001)。 ティーンでホラーでSFで登場人物たちは発情していて脚本は馬鹿馬鹿しい。おとこの子たち個性的で皆かわいい。 パラマウント映画に捨てられニュー・…

コロラド 遊園地 ロックバンド 夏

10年近く経ってからのオマージュ的続編。『ラストサマー3』(2006)。製作国でも劇場公開されていない。 低予算で、俳優が弱い。色味を落としてざらざらしと、画面にホラーっぽい暗さはあるものの、そのためにおびえる子らのきらきらした輝きはうしなわれる…

『いただきハイジャンプ』の放送日時が

水曜日の深夜から、土曜の昼下がりに変わるの嬉しい。

「世界が変わるって、期待したのに」

「かれら(アインシュタインやノーベル)が生てきた時代と今は違うよ。だって、おれが何か実験したって世界中でニュースになる時代なんだぜ」 「こういう時代だから、わたしの仕事もあるんだけど」 「こわいものに片棒担いでいられるのも、そう長くはないぜ…

商いをするなら何になりたい? 「フライドポテトが大好きなので、ポテトにやたら力を入れているハンバーガー屋さんかな(笑)」

『秋Walker首都圏版2017 ウォーカームック』。 有岡大貴はかわいい。まだまだかわいくなる気がする。 秋に初体験したいことを聞いてみると意外にも…。 「落語を聞きに行きたい! 実は元落語家の友達がいて、落語のよさを聞かされていたら興味が湧いてきてし…

〈外国を旅するのは若者にとってはロマン おじいさんたちには大冒険〉

『花よりおじいさん』観はじめる。タイトルはもちろん『花より男子』のパロディで、オーバー70の俳優4人とカバン持ちの40代イ・ソジンでヨーロッパ10日間のバックパック旅行。ロアルド・ダールと森田芳光がアタマのなかにただようまま視聴するときれいに沁み…

「反則王V」とか「親睦王V」とか。ギュッと詰まった言葉でイイネ

AbemaTV で『イケメンブロマンス』。防弾少年団のVをキム・ミンジェがエスコート。 ものすごくかわいいところだしてくる。車の免許をとりたい理由やとれない言い訳。「本をみると動悸がしてくる」。ねむるまえに本をひらく。「よし、寝るか」 痛いマッサージ…

「あそこのクラブハウスの、エビフライ……ぱふぱふしてて、少し締まりがなかったでしょう?」「社長。長野でエビフライを注文するほうが悪いんじゃあ……」

森田芳光監督作品。監督が亡くなったあとに森田組のつくった『の・ようなもの のようなもの』を観はじめたら、引っかかることのない流暢な会話がつづいて「あ、コレジャナイ……」。 『の・ようなもの のようなもの』は一旦置いて、『僕達急行 A列車で行こう』…

〈大学で募集してたインターンシップで来てみた会社は いろんな大人がいてキモイ〉

5年後。 〈オレは大人になったけど この人はあまり変わらない 29才 もうすぐ30 今集めてるもの ドローン そこそこの給料で それなりの部屋を借りて ドローンで遊ぶ〉 京山あつき『スリーピング・バグ (Feelコミックス オンブルー)』。語り手である「オレ」潤…

リゾート、という密室劇。

ヒロインはジェニファー・ラブ・ヒューイットとブランディ。煮えきらない彼氏の話なんかして。クイズに答えてバハマ旅行が当たっちゃって。 『ラストサマー2』(1998)、前作から1年。ジェニファー・ラブ・ヒューイット、まだ逃げている。恐怖が消えない。…

1997年の映画『ラストサマー』。脚本はケヴィン・ウィリアムソン(『スクリーム』)。監督ジム・ギレスピー。 軽率な若者たちがクルマでひとを撥ねてしまい、なかったことにしようとこれを「秘密」にするのだけれど、一年後、何者かによる復讐がはじまる。 …

三宅「見てくださいよ! なんで見てくれないんですか!」

『久保みねヒャダこじらせナイト』、三宅健回。(ほんにゃらV6みやけクン) 「まだ慣れてないんですけど、ここに……。視界に入りたくないんですよ」 久保ミツロウの本音VS三宅健の直球。 モテないこととか、かつて岡田准一とのラジオ番組で語った久保ミツロウ…

そしてそれは裏切られなかった。

『BABY vol.11r (POE BACKS)』。 井戸ぎほうによるアンソロジーの表紙。ああこの作家は信用していいとおもえた。

同性間のマゾヒズムとサディズム。井戸ぎほう『夜はともだち (POE BACKS Babyコミックス)』。 「立てる? 汗かいてるからシャワー行ってきたら」 「真澄 いつも ほんとに 本当に ありがとうございます ほんとに…ありがとう…」 「…やだな もう済んでるんだか…