大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

4年ぶり。吉祥寺

『吉祥寺寄席』第58回「おめでた芸で、笑って祝う4年ぶりの再開!」行く。 演目は春風亭三朝「松曳き」、翁家和助「太神楽 おめでた芸を満喫」。仲入あって立川龍志「寝床」。 「松曳き」は“主従の粗忽”といわれるように殿様がそそっかしければ、家老の三太…

胡弓 高橋翠秋 紀尾井町

『高橋翠秋・胡弓の栞』第十三回。パンフレットに〈この度は平成十年に催しました初リサイタルと奇しくも創作を除いて同じ番組が並びました〉とある。副題は「明日へ繋ぐ」。 古曲「千鳥の曲」 本曲「鶴の巣ごもり」 創作「蝶 『荘子』による」 創作「月の傾…

失われた「鬼」を求めて

【小松】都は富がある場所というふうに農村から見られているし、男をあげる場所、都市というのはだめな人間でも変身できる場所であるとも見られている。 1984年、朝日出版社のレクチャー・ブック・シリーズの一冊として刊行された『他界をワープする――民俗社…

「残る者も 一つ所におられん者もおる それだけのこっちゃ」

坂上暁仁『神田ごくら町職人ばなし』。ナレーションや説明台詞に頼らず、絵によって見せる。第1巻の前半は、「コミック乱」掲載の一話完結型。ミニ番組のくっきりとした切れ味で「桶職人」「刀鍛冶」「紺屋」「畳刺し」。畳刺し以外の職人は女性だ。ページ…