「やり直しへの 道は ないのかな? 10代も サルも やり直す」
マイケル・ダグラス、ダイアン・キートン『最高の人生のつくり方』(2014)、監督はロブ・ライナー。氏の映画の邦題には『最高の人生の見つけ方』『最高の人生のはじめ方』と配給、販売の消極性がみえもするけど、いい映画。ベテラン俳優たちが熟年の偏屈な変人っぷりをみごとにあらわし、若い俳優陣が生硬な真面目さや臆病さで盛り立てる。1930年生まれのフランシス・スターンハーゲンがここでも凄い。監督のロブ・ライナーもカツラのピアニストとして損な役回りのキャラクターを楽しそうに演じている。
チョイ役のおとこの子を演じたマイケル・テラに未知数の輝き。