大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

だんだんおもしろくなる映画。しっかりつくってある。二度観ると、丁寧な仕事におどろく。

デッド・サイレンス (字幕版)
腹話術人形と腹話術師の物語。2007年のホラー映画『デッド・サイレンス』。
あたらしいせかいをつくろうというよりも、これまでにあったせかいを完成させようとしている。
へんな話だけれども、ある種の共感を得ようとしている。監督ジェームズ・ワン。脚本はリー・ワネルと。
たとえば人形がひとを襲うこと。作り手の無念というのは、よくわからない。殺人鬼の魂がまぎれこんでしまうというのも、怖いかもしれないが絵空事というかんじ。
腹話術師の怨みと欲望がえがかれる。ころされたこともつらいにはちがいないが、舞台で恥をかかされた。プロとしてその場で挽回したものの、さいしょにこちらを侮ったあいつ。ぜったい許さない。この挿話が好い。
ハーメルンの笛吹きや、フランケンシュタイン博士の被造物のように。怒り、悲しみなどの動機があって行動に移る。