京山あつき『ヘブンリーホームシック (on BLUE COMICS)』。
『ロンドン勤務』 カッケー!!
浮かれて
友だちに見送られて飛び立った
真冬のヨーロッパ
ひと月で孤独の闇の限界に達した──
そこで再会したユキサダ。〈ユキサダが…泊まってくれる 今日は──泣きながら寝ないですむ〉
あとで聞いたら
「本当は手をつないで寝たかった」そうで
この時のユキサダはオレより重症だった──
この強烈な一話目! さびしいのは十代のときばかりじゃないよ。大人になってからもなん度もなん度もやってくる孤独をすくうものを恋愛とかセックスとかいうわかりやすいコトバでみつけようとするとたいへんなことになる。
〈「ちょっとおかしい」くらいが ちょうどいい気がした ここは日本じゃない イギリスだ〉という着地までの。