ホラー映画にも心地よさが要る。とっておきの見せ場のまえに、説明的だったり退屈だったりするのは、困る。
『悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(2013)、非常に良かった。監督、ジョン・ラッセンポップ。主演のアレクサンドラ・ダダリオの容貌も非凡で心地よい。
脚本は知的(共同脚本キルステン・エルムス、アダム・マーカス、デブラ・サリヴァン)。人間関係が、信頼が次次引っくりかえっていく。
登場する人間たち。アレクサンドラ・ダダリオだけではない。キャスティングが成功していて、テキサスの白人至上主義的な排他性にあらがうように黒人の活躍多く、善であり美しい。