大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

瀬古利彦と橋本良亮は誕生日いっしょ

瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと (中経の文庫)
すべてのマラソンランナーに伝えたいこと 瀬古利彦瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと (中経の文庫)』。〈自信の経験を振り返ってみても、マラソンはひとりでは走れない種目だと思う。ひとりで行うには孤独すぎるのだ
指導者がいないならば、仲間を作るのも有効な手段だと思う。仲間と失敗談を明るく話したり、悩みを打ち明け合ったりすれば、「自分だけが苦しんでいるのではない」という気持ちになることができる。そうした習慣が、常に前向きな精神状態へと導いてくれる。読書も同じ役割を果たすと思う〉


「距離を意識して延ばした方がいいですか?それとも時間を延ばした方がいいですか?」
「距離を延ばすようにしてください」

ラソンを走るうえで最も重要なのは自信である。

現在の選手は、練習でも設定したペースについていけないとすぐにやめてしまう。なぜやめるのかと聞くと「これ以上やっても無駄だから」と悪びれることなく平然と答える。しかし、無駄なことを繰り返すのが練習であり、本当に無駄かどうかはレースを最後まで走り切って初めて答えが出る。


村上春樹さんと私の不思議な関係」の章がおもしろい。
〈普通の人は雨が降っていたら、その日はジョギングを休むに違いない。しかし、私たち選手は関係なく走る。同様に村上さんは雨の日でも走っていた。ここに私たちの間で通じる何かがある