大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

〈カリギュラ【caligula】/禁止されたらやりたくなる真理現象〉

東野、鹿を狩る Vol.1 「山の掟」
Amazonプライム・ビデオ。今田耕司東野幸治の『カリギュラ』。
東野「マーケティングとかコンプライアンスとか、ホントに……。日本テレビなんて絶対やらせてくれませんから」
今田「やらしてくれへんわぁ」
東野「いやホントですよ」
今田「どこでもや。フジ舐めんなよ。フジも厳しいわ」


今田「こんなんね、なんか、大人げないですよ、芸歴我々も30年近くてね、後輩にそんなこと言うのもなんですけど、やっとこう我々、張り芸の時代がきましたよ。アメリカは張り芸ですよ。元気なかったらどうすんねんだってこんなもん。あんなもん(街ぶら的な)、え? だらだら、自然体ですか? クソ食らえ! クソ食らえですよ!」


配信されたのは「東野、鹿を狩る Vol.1」と「うちの親は大丈夫! 母ちゃん、オレオレ詐欺選手権」。
「鹿を狩る」は結論から映している。狩った鹿を引きずる東野。解体もしている。でも、けっこうなモノが撮れたから、ほかのちいさな企画を挟みながらすこしずつ放送していくようだ。先導するのは服部文祥と浦田剛。おもしろい。かつて地上波で楽しむことができたトラ(悲劇)とコメ(喜劇)のせめぎあい。トラは俯瞰されること、分析をきらうけれどコメはどうしたって見晴らしを良くしたい。
服部文祥にはアンチも多そうだが、東野幸治がファン目線で茶化していく辺りドキドキで。
あいてを立ててるのか下げてるのかわからないのが笑い世界の凄さだろう。


オレオレ詐欺選手権」。カノジョがAV男優に抱かれてるのをナマで見るみたいな。母親がオレオレ詐欺で陥落するのを目の当たりにする芸人、という画が笑えて泣けた。