「私さ‥‥リンの言うなりだよね」「は? どっちかっつーと!! オレが千代の奴隷だべ!! 王様は千代様」
十代の恋愛だなあ。どちらも見誤っている。
新井英樹『シュガー 3』。
したっけ したっけ したっけ その男同士二人がなんかイイわけ!! 別れ際 なんかっ ジワ──って!!
どうだろ それ!? オレ ヤバイ!?
振り返ればオレ 男とばっかり遊んでたべ!!
いややっ 別に構わないよ「リン」なんて男か女かわかんない名前だし
その道を行けばそれはそれだしわかんないけど
オレなんか適当に笑って過ごせりゃ満足!! ‥‥厳密にはわかんないけどね
したっけ わかんないけど やっぱりオレ女の子がいいんじゃないかな
断言!!
したっけ わかんないか 本当んトコは
で
でっ
男と比べて‥‥千代とかとだったら大丈夫かな‥‥なんて呼び出しました
東京に着く。新宿で、ボクシング。
「まだ?‥‥お茶」「あ? お茶?‥‥でスね」「緑の‥‥濃いの‥‥」
「矢野さん緑茶どれでしたっけ?」「えーと赤の筒」
「さっき打ったんだよ 4発目‥‥夢の中で」「さっ‥‥き」「俺な 打ってたよ 嫌いだったサンドバッグ なぜか髪だけ今風に黄色でな」