大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

あらゆるものをつなぐ

ビリー・エリオット ミュージカルライブ ?リトル・ダンサー (字幕版)
ミュージカルライブ『ビリー・エリオットリトル・ダンサー〜』(2014)。主演エリオット・ハンナ。初演は2005年、原作映画『リトル・ダンサー』は2000年。
10年以上愛されてきた作品に、ライブビューイングのカメラが入る。出演者ばかりでなく観客の熱もすごい。ばしょはヴィクトリア・パレス・シアターで、高揚感に緊張感、観客の拍手と声援が完璧だから、それに応えるビリーの父(デカ・ウォームズリー)、先生(ラシー・ヘンズホール)の気迫はこちらの皮膚が震えるほど。
それに比べてビリーを演じたエリオット・ハンナは若さなのだか怖いもの知らずというのかかなり落ち着いていて、抑えるところは抑えている。あるいは、壊れることのない年長者たちに表現をぶつけていく安心感だったかもしれない。
ビリーが未来の自分(リアム・ムーア)と「白鳥の湖」を踊るばめんはその幻想性もあって美しい。繰りかえし観る。どのばめんも見飽きない。
演出、スティーブン・ダルドリー。音楽、エルトン・ジョン