はるき悦巳『じゃりン子チエ (11) (双葉文庫―名作シリーズ)』。
「ワシおまえとこのお母はん好きやけど テツの嫁ハンやと思うとほんまはアホなんやないかなぁと思うんや」
「最初はいきなり来るつもりやったやろ」
「え…!?」
「そのみやげ」
「あ…これ…」
「勘九郎の家まで来るつもりでなかったらそんなもん持って来ることないやんけ」
「……最初はそのつもりやったんですけど 電車の中でちょっと考え直したんですわ」
「ワシなんかほんまは強烈にカンええんやど そやけどあんまりカン働かすと不幸になるから知らんふりしてるんや」