大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

〈男は、本能の動物であると同時に、すごく世間とか常識とか大切にする生き物でもあるらしい〉

桂のブライダル講座 (光文社文庫) 森村桂桂のブライダル講座 (光文社文庫)』。

男って単純なのだけれど、落とし穴がひとつあるのに、私は気がつかなかった。
「いいよ、いいよ」
というのが、男の場合は、
「困るよ」
の場合が、いくらでもあること。女の場合の、
「いやよ」
は、いいわよのうちなんだそうだけど、私は、男の人は、
「ね、いいかしら、おねがーい」
などというと、いともやさしく、即座に、
「あ、いいよ」
なんていうから、ほんとに「いいよ」だと思って図にのっていた。でも、私の三下り半もらった一つの原因は、その「いいよ」が、「ダメだよ」だったことに気がつかないで、ドンドン行っちゃったことにあったようだ。