大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「『あきらめる』なんて贅沢できない」

山田涼介の『カインとアベル』、野蛮で傷つきやすく、切ない。
パーティー会場でじぶんのためにシャンパンのボトルとグラスをちょろまかしてエスケープ。まともなシャンパングラスだったら割れやすいからポケットに捩こんではいけないとおもうよりは高田優(山田涼介)が扱い慣れていると読む。それで味覚が発達している。
高価なものや料理の味はわかるが、おんなのことはさして知らない。このキャラクターにぞくぞくする。
兄の高田隆一に桐谷健太。このキャスティングが巧い。やんちゃなところを内包しつつ、ビジネスに長けた社会人になったという。
体育会系の営業部をまとめる上司が木下ほうかで、えらくハマッている。