『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝』(2012)。3人の監督、14のアニメ製作会社による。つぎはぎなのはモンティ・パイソンらしくて好い。どのスケッチも〈セックスとバイオレンス〉に満ちている。
グレアム・チャップマン(1947-1989)の自伝朗読をベースに、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペイリンが声の出演。
さいしょの邦題「ある嘘つきの物語 モンティ・パイソンのグレアム・チャップマン自伝」がストーリーに近い。モンティ・パイソンの話はほとんどない。ゲイであるグレアム・チャップマンのセクシュアリティとアルコール依存症についての描写が過半。さまざまなタッチのアニメーションでR15+なゲイネタが楽しめる、というのを魅力にかんじるか、どうかだ。
ジークムント・フロイト役にキャメロン・ディアス。
エンディング曲「Medical Love Song」もあけすけな歌詞。
〈互いに 嘘をついたね『病気を もってない』なんて〉