オトクニ『広告会社、男子寮のおかずくん』第4巻。
競合店もなく、美味しいのに客数が減っている洋菓子屋さんと新人の営業の子。設定だけでドキドキする。
色んなイベントを1年で1周して…
客入りが落ち着いてしまった…?
だとすると
それは商品価格とかの問題であって…
広告で…私たちがどうこうできることじゃなくない…?
分析がリアル。登場人物たちは清潔。理想的なドラマだ。
ファッション誌に異動したが「オレがやりたいの文芸だもん」という話。
「オレ…自分が良いと思えないもの どう売っていけばいいのか わかんないんだよ…」
かんたんには解決できないこともある。そいういうものを長い台詞でムリに説得しないところがすごく佳い。
問題を問題のまま宙吊りにしつつひと息つく。それがごはんや恋かもしれぬとおもったり。もちろん、『おかずくん』は下手に恋をえがかず、ごはんで心を溶きほぐす。