大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

「うーぐぐぅー、ごわいごわ、あれま!」

『いただきハイジャンプ』、ビビリ三銃士、後編。富士急ハイランドのジェットコースター……。


「おれの二の舞になるなよ」と山田涼介に撮影スポットの写りを期待されて中島裕翔は富士急ハイランドのドドンパ。いきなり加速する。
きれいで、清潔で、若いからどこまでもきれいな面貌。愛されている、あまえることのできるあどけなさがその美しさを支えている。口をパクパクさせて終わる。


山田涼介は「高飛車」。
「あ、どうしようかな〜、あーッ、ま、ちょッ待って! あダメだ、やっぱおれダメなんだな……おれダメなんだ基本的にジェットコースターおれは……あれま、あれまッ……!!」
しゃべればしゃべるほど心がでる。すなおでやわらかな心がせつない。


「自分に負けない、自分に負けない……ちょー高ッけぇぞコレ……まけ、負けた、負けた今、一瞬負けた……」──伊野尾慧は「ええじゃないか」。
「さいご『ええじゃないか』という名前になります」「何がだよ」
分析する、分析する、分析する伊野尾慧。
「すごいねこれ……。世界って、こうやってひろがってるんだね」
「気づかされた。二本の足であるくことの大切さを」