大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

三宅健「人間って欲深い生き物なんだ」

ザテレビジョンCOLORS  Vol.36 PINK
三宅健と、Hey! Say! JUMPと、藤ヶ谷太輔ほか『ザテレビジョンCOLORS Vol.36 PINK』。2月発売。
時間のことは気にしない。うつくしいときは褪せない。その箱を開ければつねに旬。


三宅健は、率直な(速度感)だけでなく、本音(重量)もあり、それでいてマジカルな軽さがある。
「常にカッコイイものを見せるということが、一番の還元だと思っている」
この「カッコイイものを見せる」意識がどこかでくずれて、だらしなく、おどけたままモトニモドラナイアイドルはけっこう多い。それでもオファーはあるし収入もじゅうぶん。アイドルのクオリティにこだわらなくても生きていけるというわけで、人生観のちがいになってくる。
さいごまでアイドルでいるさまが、うつくしいのでしょう。
「昔は、僕はタレントとかアイドルで、ファンのみんなは、そんな僕を応援してくれる存在っていう関係だった。でもどんどん月日がたって、同じだけ年を重ねてきた中で、ファンのみんなの存在は、自分の人生の一部なのかもしれないと…」。「昔の方が、ファンのみんなと距離をとらなくちゃいけないって思っていたというか。今も、ある程度の距離感は大事だと思うけど、昔に比べると、自分にとってもっと身近な存在になってきたなって思う」

演じているところもあるけど、全部が嘘ではない。そこは自分でも分からないところにある感情なの。


(……)


昔、6人で光GENJIの解散コンサートを見に行ったんだけど、そのときの光景が今も目にハッキリと焼き付いているんだよ。その後、大好きだった光GENJIという存在を失ったファンの人たちの多くがV6に流れてきたの。そのときに“永遠ってないんだな”って思ったんだよね。まだデビュー前、15歳のころだった。


藤ヶ谷太輔の記事も凄い。

アイドルって常にキラキラしていて人間味をあまり出さない仕事だと思うんだけど、だからこそ“異色”でいたいっていう気持ちがあるの。ジャニーズの先輩でいうなら、(森田)剛くん。踊ってるときはカッコイイし、芝居では狂気あふれる演技を見せたり。でも、実際お会いすると、意外とおちゃめだったりするんだよね。その振り幅がすごく魅力的。俺も剛くんみたいに人間として幅のある人になりたい。コンサート、舞台、バラエティー、いろんな俺がいると思うけど、その全部が別人くらいでいい。