大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

テギョン、フラゲ

TAECYEON(From 2PM)Premium Solo Concert“Winter 一人
韓国のバラエティ、リアリティ・ショーにずっぽり嵌った。いまも。
きっかけは『花よりおじいさん』で、タイトルのパロディ加減がむちゃくちゃだとおもいつつ観れば、骨太な感動の旅番組だったという。
知識や経験が、初めてのものと格闘する。好きな──小説の──方法を連想した。つねにせかいはおおきい。そのことをわすれたくない。現実でかんじることもできるのだけど、生活は忘却を強いる。
わすれられないうつくしさというものがある。それは自然だったり、対峙するにんげんだったり、文化だったり、対立だったり。
理念なんてべつにうつくしいものではない。ずるさやにがてなこと、行動をとおして表れるすべてをまとめて、ああうつくしいなとおもう。怠けかたや泣きかたにだって個体差がある。韓国のテレビ番組はそれを観ることができる。
2PMのテギョンも、独特。


テギョンのソロコンサート『TAECYEON(From 2PM)Premium Solo Concert“Winter 一人"(完全生産限定盤) [Blu-ray]』。先ずオープニングの、観客から触れることのできる花道におどろいた。そこには肉体とドラマがあって。テギョンも正直で。半裸に歓声をあげるファンを「変態」と呼んだり。アラサーのじぶんは「オヤジ」だと卑下してみせたり。
おどけながら、テギョンの胸に、VTRで登場する2PMメンバーも共有し、観客の脳裏にもある「兵役」、物理的な別れがあって、人生がリアリティ・ショーのようにリアルなものならば、眼のまえに現れるモンダイと向きあうことは必要だ。
「皆さん、浮気しないで。他のメンバーは、まあ……まあ、わるくない。まあ。理解できますよね。若い者に行ったら……探してみますよ。また戻ってきます。ありがとうございました!」