大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

シスターフッド

人間の憎悪のゆくえ。

『ミネオラ・ツインズ』観る。ずいぶんまじめな演出だった。戯曲の迫力、疾走感、喜劇性……。既成の価値観に対する哄笑はうすれていた。 えがかれる物語世界の、歴史や思想にこだわったまま生硬で、演劇のもつ遊び、匿名/透明性、普遍的衝動をなかなか得られ…

「何が知りたいんです?」「だから。どっちがオトコなの?」

ポーラ・ヴォーゲル『ミネオラ・ツインズ 六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ』(訳・徐賀世子)。 訳者あとがき、解説(伊藤ゆかり)、年表や当時の人名録が付されるなど、親切なつくりになっている。戯曲そのものの短さもあるが。 伊…

思春期。あいてが標準でないことに困惑する。

僕が小学四年生の時、唐突に兄が性教育を始めた。 クワガタの繁殖に取り組み出した時だ。 セックスに興味を持ち始めたと思ったのだろうが大きなお世話だ。 まんだ林檎『ニューノーマル・セックス』。性教育と高校生。各話完結なので、お色気シーンが入るとド…