大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

牧凌太「世間はいつだってうるさいです」

『おっさんズラブ』、武川を演じる眞島秀和がきっちり“第三の男”だ。嫉妬心の有無だろうか。
「好き」という感情を押したり引いたりするだけでは恋愛ドラマとして単調になる。烈しさはもちろんだけど、性格や感情の歪(いびつ)なところもだしていける舞台に、脚本に、俳優の力。
武川、職能や年齢による上下関係とは無縁の野蛮さ。「手を引け」そのあと「手を引いてくださぁい!」と土下座したのはコメディだから。


「Can you “Coming Out?”」の回。この一話中にカミングアウトが3回。幼馴染。芸能人カップル。職場。畳みかけてくる。


黒澤武蔵(吉田鋼太郎)は蝶子(大塚寧々)からの提案で離婚をすることに。離婚届を提出に行くのを「最後のデート」と呼ぶ蝶子。
蝶子の相談相手はマロ(金子大地)。この回の金子大地は良かった。顔がちがった。まっすぐだった。
ちず(内田理央)とデートしてるときにマロは「おれと会ってるのに、春田さんの話ばっかり」と傷つきながら退(さが)ったが、蝶子をパートナーによみがえった。